ご紹介するのは、CNN の報道ですが、別の記事には、以下のようにあり、世界のどこもが物騒なようです。
> 「ロペス・オブラドール(メキシコの大統領)が気が狂えば、明日にはエクアドルに宣戦布告するかもしれない」 halturnerradioshow.com
「国際法に対する暴挙」メキシコ、大使館襲撃でエクアドルと国交断絶
CNN 2024/04/07
‘Outrage against international law’: Mexico breaks diplomatic ties with Ecuador over embassy raid
メキシコは、キトに亡命を求めていた元エクアドル副大統領ホルヘ・グラス氏を警察が逮捕するためにキトの同国大使館を家宅捜索したことを受け、エクアドルとの国交を断絶した。
メキシコ外務省報道官はCNNへの声明でこの動きを確認し、メキシコ外交職員全員が直ちにエクアドルを離れると述べた。
メキシコは今回の襲撃を「国際法に対する暴挙」と非難し、国連は懸念を表明した。外交規範の下では、大使館は一般に保護された空間とみなされる。
中南米両国間の亀裂は数日前から拡大しており、4月5日、2013年から 2017年まで左派のラファエル・コレア元大統領の下で副大統領を務めたグラス氏に政治亡命を認めるというメキシコの決定で頂点に達した。
汚職容疑で2度有罪判決を受けたグラス氏は、政治的迫害の対象となっており、大使館内に身を隠していたと述べた。
しかし 5日、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、X の公式アカウントで、「エクアドルの警察が大使館に強制侵入」し、グラス氏を連行したと知らされたと述べた。グラス氏は「迫害と嫌がらせのため難民で亡命申請中だった」とした。
現場からのビデオには、武装した警察官も含めて大使館の周囲に群がる様子が映っていた。
エクアドル政府の声明によれば、グラス氏は「エクアドル司法制度により禁固刑を言い渡され」、「今夜逮捕され、管轄当局の命令下に置かれた」という。
その後、グラス氏は、グアヤキルの最高警備刑務所に移送されたと国立刑務所庁 SNAI が発表した。
この劇的な関係断絶は地域に衝撃を与え、ラテンアメリカの指導者たちはエクアドルによる大使館襲撃を即座に非難した。
コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は声明で、グラスさんの亡命の権利は「野蛮に侵害された」と述べ、米州機構を含む国際機関による「加盟国によるウィーン条約違反」についての緊急調査を求めた。
ニカラグアも 6日、襲撃を受けてエクアドルとの外交関係を断絶すると発表した。
エクアドルはかつてこの地域の平和の島とみなされていたが、近年は強力な麻薬密売組織が国中で活動を開始し、暴力によって混乱している。