フィリピン ピナツボ火山で噴火が発生

 


フィリピン ピナツボ火山で噴火が発生 噴煙は高度1万3000m超

ウェザーニュース 2021/11/30

日本時間の今日11月30日昼すぎ、フィリピンのピナツボ火山で噴火が発生しました。衛星からの観測では、噴煙は高度1万3000m以上に到達しているものとみられます。

ピナツボ火山は20世紀最大規模の噴火を起こした火山として知られていて、今後の火山活動に注視が必要です。

ピナツボ火山は30年前に大規模な噴火

ピナツボ火山(PINATUBO/標高1486m)は、ルソン島の首都マニラから約100kmの距離にある火山です。

1991年6月には、20世紀における地球上で最大規模とされる噴火が発生しました。当時、現地では降り積もった火山灰や火砕流によって大きな被害に見舞われています。また、上空3万mの成層圏まで噴き上げられた噴出物が地球全体に拡散され、北半球の平均気温が下がったと考えられています。

本日昼過ぎの噴火は、1991年のような大規模の噴火ではないとみられますが、今後の火山活動を注視する必要があります。

噴煙の状況次第では航空機に影響も

現在はピナツボ火山上空の風は弱く、火山灰は大部分が火山の周辺に降下し、一部が北西側の南シナ海に広がる予想です。

噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。

今後の火山灰の状況次第では、フィリピンを発着する旅客機をはじめ、フィリピン付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。

イギリスで「ブースターショットを8歳以上」に拡大

 

(※) このキチどもが。


英 オミクロン株対策 ブースター接種8歳以上 間隔も半分に

TBS NEWS 2021/11/30

新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株の感染例が確認されたイギリスでは、ワクチンの追加接種の対象年齢を8歳以上に拡大するとともに、接種間隔を3か月に短縮することになりました。

イギリス政府のワクチンに関する独立委員会はオミクロン株の感染確認を受けて、ワクチン接種完了後の、いわゆるブースター接種の対象を、これまでの40歳以上から8歳以上の全員に拡大しました。

また、ブースター接種の間隔は、これまでの6か月から3か月に短縮することを推奨しています。イングランドのヴァン・タム主席医務官代理は「オミクロン株については、わかっていないことのほうが多い」としていますが、先手を打つことの必要性を強調しました。

イギリスでは29日までにオミクロン株への感染が11例確認されていますが、このうち6例が見つかったスコットランド自治政府のスタージョン首相は、アフリカ南部への渡航歴や渡航者への濃厚接触がなかった人もいるとして、「市中感染が起きている可能性がある」と明らかにしています。

ただ、「蔓延しているという証拠はない」としていて、新たな規制強化はしない方針で、ウェールズの自治政府首相と連名でイギリスのジョンソン首相に対して、全ての入国者に8日間の隔離を義務付けるよう申し入れたと明らかにしました。

スタージョン首相は、スコットランドのグラスゴーで11月初めから中旬まで開催された気候変動に関する国際会議=COP26がオミクロン株の感染例確認と関連しているかとの報道陣からの問いに、「100%ないとは言えないが、考えにくい」と答えています。

[オミクロン株、日本国内初確認]という報道

 


オミクロン株、国内初確認 ナミビアから成田に到着の男性が感染

毎日新聞 2021/11/30

ナミビアから成田空港に到着した30代男性が30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染していたことが分かった。国内で確認されたのは初めて。関係者が明らかにした。

オミクロン株は南アフリカやナミビアのほか、欧州各国でも感染者が相次いで確認されている。同省によると、男性は28日夕に成田空港に到着し、空港検疫で新型コロナへの感染が確認されたため、ウイルスがオミクロン株かどうかを国立感染症研究所がゲノム(全遺伝情報)解析していた。男性は発熱症状があり、検疫所が用意した施設で療養している。同行していた家族2人は検査の結果、陰性だった。

[ソウルのコロナ重症者病床稼働率「90%超え」…5大病院で「残る病床6のみ」=韓国]という報道

 


ソウルのコロナ重症者病床稼働率「90%超え」…5大病院で「残る病床6のみ」=韓国

wowkorea.jp 2021/11/30

韓国ソウルで新型コロナウイルスの重症者を受け入れる病床稼働率が90%を超えた。重症者数が過去最多を連日更新する状況で、全国的にも病床稼働率は80%に迫る勢いだ。

30日、保健福祉部中央事故収拾本部によると、前日午後5時現在でソウルの新型コロナ重症者病床は345のうち314が埋まっている。稼働率は91.0%だ。首都圏(ソウル、京畿、仁川)でも88.5%と90%に迫っている。

残る重症者病床はソウル31、京畿33、仁川13だ。特に、ソウルの5大総合病院における残る病床数は6のみだったことが確認された。

韓国政府は首都圏の重症者を近隣地域に移送する対策を推進したが、近隣地域も病床に余裕がない状況だ。

重症者数は6日連続で600人台となっている。

[生きたロブスターゆでないで 「苦痛感じる」 – 法改正へ英調査]というブレインマッド報道

 

(※) 参考記事 植物は「ストレスの中で悲鳴を上げる」ことがイスラエルの大学の研究により判明 (In Deep)


生きたロブスターゆでないで 「苦痛感じる」―法改正へ英調査

時事 2021/11/30

英国の大学が、動物福祉法改正を進める政府の委託調査で、タコやイカ、カニなどにも苦痛を感じる「知覚」があるとする報告書をまとめた。調理の際、「極端な方法」で殺生しないよう勧告している。報道によれば、意識のあるロブスターをゆでることは法で禁じられる可能性がある。

議会には5月、動物保護推進の観点から、哺乳類など脊椎動物に知覚があると正式に認める動物福祉法改正案が提出された。これに関連し、保護団体の要請を受けた政府は、軟体動物や甲殻類を「知覚」動物に含める根拠となる調査をロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に依頼していた。

LSEの専門家チームは300以上の研究を精査し、11月、ロブスターなどが痛みや苦しみを感じることを示す「強固な科学的証拠がある」と結論付けた。とりわけタコは知覚能力が高いという。

[ワクチン「後遺症、私も同じ」 社会的サポート求める声、全国から多数]という河北新報の報道

 

(※) 日本では、河北新報だけが以前からワクチン接種者の後遺症について記事にしています。今回の記事は、11月17日の「「ワクチン後遺症」知って 23歳女性、長引く体調不良訴える」という報道への反響です。


ワクチン「後遺症、私も同じ」 社会的サポート求める声、全国から多数

河北新報 2021/11/30

新型コロナウイルスワクチン接種後に長引く不調に関する河北新報社の報道に対し、全国各地から「私も同じ」などの声が多数寄せられた。接種との因果関係が公的に認められず、社会的な不利益を被っているとの訴えが目立つ。

仙台市出身の23歳女性は接種後、約2カ月も激しい倦怠(けんたい)感などが続く実態を知ってほしいと「読者とともに 特別報道室」に情報を寄せた。河北新報社は17日付朝刊で「『ワクチン後遺症』知って」の見出しで、女性の体験を報じた。

「うちの娘も記事の『23歳女性』と同じ状態で苦しんでいます」。記事を読んだ広島県の女性(38)は、高校3年の長女(17)の経過をメールで寄せた。

長女は8月下旬、1回目の接種をした当日夜から頭痛や吐き気などが続き、現在も通学できずにいる。複数の病院を受診したが、検査で「異常なし」「因果関係不明」とされた。

「公的に『ワクチン後遺症』と認められないため、不登校と扱う教員もいる。大学受験を控えた娘は身体の苦しみに加え、周囲の無理解による精神的負担も大きい」と女性。長女は接種前まで病欠はなく、部活動で全国大会に出場するなど健康だったという。

同様に通学できない状態が続く兵庫県の高3女子(18)の母親(48)も「受験に臨めるか心配」とメールに窮状をつづった。母親は電話取材に「どの病院、どの相談窓口も、たらい回し状態。何ら社会的サポートがないまま娘は『運が悪かった』で済まされてしまうのか」と声を詰まらせた。

仕事や日常生活に支障が出ている社会人からの訴えも相次いだ。北海道の男性(46)は1回目接種直後の9月中旬から全身のしびれや発熱などで車いす生活となり、休職が続く。

神奈川県の30代主婦は同下旬、接種会場でアナフィラキシーが生じて救急搬送され治療を受けた。自宅療養の今もほぼ寝たきりの状態で、育児などもままならないという。

「私も『23歳女性』と同意見。ワクチンに反対、推奨の対立軸で語らず、後遺症に苦しむ人が存在する事実に、社会はきちんと向き合うべきでは」。電話取材に主婦はこう問い掛けた。

メールや電話、LINEで体験談

「ワクチン後遺症」を訴える本人や家族からの実名のメールや電話は29日までに12都道県から18件届いた。このほか特別報道室の無料通信アプリ「LINE」にも多数の体験談が寄せられた。

厚生労働省予防接種室の担当者は「接種後に長引く症状が患者ごとに多様すぎる場合、全てを『ワクチン後遺症』と認めるのは難しい。頭痛や倦怠感など主訴(主な症状)がバラバラだと、各患者と医療機関の間で納得のいく対症療法を講じてもらうしかない」と話す。

小麦先物価格が2012年以来の最高値に

 


小麦に供給の懸念、強い需要により価格は9年来のピークに急上昇

Reuters 2021/11/29

オーストラリアのタイミングの悪い雨とロシアの小麦価格の上昇が世界のトップ輸出業者の間で供給を引き締めることへの懸念を引き起こしたため、米国の小麦先物は月曜日にほぼ9年で最高値に達した。

(※)小麦価格の過去40年チャート


Wheat Prices – 40 Year Historical Chart

[ココリコ・遠藤の妻、心配になる子ども達の症状「深刻になってしまう」]という記事

 

(※ 参考ブログ) コロナワクチン接種2回目 (ココリコ遠藤 嫁オフィシャルブログ 2021/09/21)


ココリコ・遠藤の妻、心配になる子ども達の症状「深刻になってしまう」

Ameba News 2021/11/29

お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造の妻・まさみさんが28日に自身のアメブロを更新。心配な子ども達の症状についてつづった。

この日、まさみさんは長男・空楽(そら)くんと次男・歌楽(うた)くんについて「頻繁に鼻血出す」と説明し、「私の花粉症とアレルギー性鼻炎持ちなのが遺伝してしまったのか?」と推測。「長男、次男ともに鼻を痒がり鼻ホジホジしている」と明かし、「ここ最近鼻血の回数が多すぎて」と心配している様子でつづった。

続けて、起床時から外出中、就寝中と鼻にティッシュを詰めた空楽くんと歌楽くんの写真を公開。歌楽くんについては「幼稚園でも鼻血を出して制服が血まみれ」と明かしつつ、昨年に耳鼻科を受診した際には「鼻の中も乾燥しているし傷跡があるから 鼻をほじって出た鼻血だと思う。心配しなくて大丈夫ですよ」と診断されていたことを説明した。

一方で「心配になってきて」とネットで検索をしたところ「白血病や血友病かも?なんて言葉が出てくる」と述べ、「まさか、、、って深刻になってしまう」とコメント。最後に「やっぱり血液検査とかしてもらった方がいいのかなぁ?病院に行くタイミングも悩む」と不安そうにつづり、ブログを締めくくった。

[タイの中小企業、多くが倒産寸前の可能性]というロイター報道

 


タイの中小企業、多くが倒産寸前の可能性=商工会議所大学

Reuters 2021/11/29

タイ商工会議所大学(UTCC)が26日公表した調査で、同国の中小規模企業(SME)の多くは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響による収入減やコスト増、手元流動性不足に苦しんでおり、ほぼ倒産状態に陥っている可能性があることが分かった。

同国には300万社前後のSMEがあり、国内総生産(GDP)の約40%を占めるとともに、1500万人を雇用。経済の主要な原動力となっている。

調査に応じたSMEの過半数は、来年の経済成長率を1─2%と予想。過半数が、かなり、または非常に高い確率で廃業する見通しで、生き残るにはより多くの手元流動性資金が必要と回答した。

UTCCのタナワット学長は記者会見で、「今日、SMEは明らかに瀕死の状態にある。SMEへの支援がなければタイ経済の回復ペースは鈍いだろう」と述べた。

オミクロン、11カ国で感染確認

 


オミクロン、11カ国で感染確認「欧州・アジアまで急速に拡大」

wowkorea.jp 2021/11/28

これまで計11カ国で、新型コロナ変異株「オミクロン」の感染事例が確認された。一部の国は、オミクロンの感染を防ぐため、即時に強力な防疫対策を展開し始めた。他の国々も防疫を大幅に強化する方案を検討して出た。

28日(以下現地時間)主要外信を総合的にみると、現在、オミクロン感染患者が発生した国家は、最初に発見された南アフリカ共和国をはじめ、ボツワナ・香港・ベルギー・チェコ・イスラエル・英国・イタリア・オランダ・ドイツ・オーストラリアなど、計11カ国となった。感染者は、南アフリカなど南部アフリカを訪問、もしくは該当地域出身という共通点が確認された。

オミクロンは、南アフリカで9日に初めて報告された。 27日基準、南アフリカの新規感染者数は3220人で、9月18日以降2か月ぶりに最高値を記録した。これらのうち90%がオミクロン感染者であると推定されている。

オミクロンは、抗体と結合してウイルスの伝染力を高めるスパイクタンパク質に、遺伝子突然変異を32も保有している。これはデルタ変異(16個)の2倍だ。それだけ伝染力や既存ワクチンの効能を無力化させる可能性が高いという意味だ。

急速に感染拡大している南部アフリカ地域以外では、欧州での感染事例が相次いでいる。英国保健省は前日、南東部のチェルムスフォードで最初の、中心部ノッティンガムで2番目のオミクロン感染症例が確認されたと明らかにした。そして、これらの事例はすべて南アフリカ渡航と関連があると説明した。

ドイツでは、南部バイエルン州で、オミクロンの感染事例が2件確認され、追加感染疑惑事例も相次いでいる。イタリアの最初の感染者は、モザンビーク渡航者だった。オランダは、感染事例を確認したと述べたが、具体的な内容は公開しなかった。

アジア地域でも、感染事例が相次いで発生した。まず香港で25日、オミクロンの感染者が初めて発生した。感染者の一人は23日、南アフリカから到着したインドの男性で、もう一人は同じホテルの向かいの部屋で、隔離中のカナダ国籍の男性だった。また、オーストラリアのニューサウスウェールズ州保健当局は、前日午後、南アフリカからシドニーに入国した2人を検査した結果、オミクロンが検出されたと伝えた。

感染事例が確認された各国政府は、相次いで防疫措置を強化している。英国ではすべての入国者に、2日以内にPCR検査を受けることを義務付け、陰性判定が出るまで隔離を命令した。濃厚接触者も10日間隔離措置をとり、公共交通機関や店舗などでマスク着用を義務化した。

イスラエルは、完全に国境の扉をロックした。 29日0時から2週間、すべての外国人の入国を全面禁止し、イスラエル国民も、入国時にワクチン接種有無にかかわらず、隔離することにした。オミクロン発生以来、国境を封鎖したのはイスラエルが初めてだ。

まだ感染事例が出ていない米国ニューヨーク州は、緊急事態を宣言し、先制対応に乗り出した。これに関連して、米国立アレルギー・伝染病アンソニー・ファウチ所長は、NBC放送インタビューで「オミクロンがすでに米国に広がっている可能性がある」とし「あまり驚くことではない」と述べた。

日本政府が、1つのアプリで、ワクチン接種記録・接触記録・検査記録を利用できるデジタル計画を2022年までに

 

【独自】接種・接触・検査 1つのアプリで デジタル重点計画 素案入手

FNN プライムオンライン 2021/11/28

デジタル社会の実現に向けて、政府が年内の策定を目指す新たな重点計画の素案が、FNNの取材でわかった。

新型コロナ関連では、ワクチンの接種記録・接触記録・検査記録を、1つのアプリで利用できるよう、検討を行うなどとしている。

新たな重点計画の素案では、新型コロナワクチンの接種証明書のスマホアプリでの利用を、2021年中に開始することに加え、現在、バラバラの運用となっているワクチンの接種記録・接触記録・検査記録を、1つのアプリで表示できるよう、検討を行うとしている。

また、マイナンバーカードについては、2022年度末までに、ほぼ全国民に行き渡らせ、2022年度中のスマホへの搭載を目指すと記している。

行政手続き関連では、2022年度末までに交通反則金のクレジットカード納付やペイジー納付の導入を検討するほか、2022年度から、パスポートのオンライン申請を可能にするとしている。

[三原じゅん子少子化相補佐官が花粉症訴える「何かアレルギー物質飛んでるン!?」]という報道

 

(※) 参考記事 三原じゅん子氏 ワクチン2回目接種で発熱、37.5度、「寒い」 (2021/08/02)


三原じゅん子少子化相補佐官が花粉症訴える「何かアレルギー物質飛んでるン!?」

東スポWeb 2021/11/28

自民党の三原じゅん子大臣補佐官(57)が28日、ツイッターを更新。謎の花粉症のような症状に見舞われていることを明かした。

三原氏は「ここ2~3日前から急に花粉症の様な症状、、、それもかなり重め。何かアレルギー物質飛んでるン!?」とツイートした。

一般的に花粉症は春先が季節といわれるが、通年で飛散していて、症状を訴える人がいる。

三原氏は今月19日に野田聖子こども政策担当相(61)の補佐官に就任している。

[インフルエンザワクチンで心筋梗塞を予防できる?]というアチャラカ報道

 


インフルエンザワクチンで心筋梗塞を予防できる? 米専門誌で報告

ウェザーニュース 2021/11/28

血管が弾力を失ってしまう動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞の原因として知られています。動脈硬化は高血圧や糖尿病、喫煙、運動不足などによってもたらされますが、その発症には炎症反応が関係していると考えられています。

インフルエンザのような感染症にかかると、当然ながら体の中で炎症反応が起こります。そのため、インフルエンザワクチンを接種することは、心筋梗塞の予防にもつながるのではないかと考えられてきました。

そんな中、インフルエンザワクチンの接種と心筋梗塞の発症リスクを検討した研究論文が、米国心臓協会が発行している心臓病の専門誌に2021年11月2日付で掲載されました。

この研究は、過去に心筋梗塞を発症した2571人(平均60歳)を対象とした臨床試験です。被験者はインフルエンザワクチンを接種する群と、プラセボ(生理食塩水)を接種する群にランダムに割り付けられ、心筋梗塞の再発や死亡率が比較されました。なお、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う感染対策の強化によって、2020年のインフルエンザ感染症が激減し、本研究は予定よりも早期に中止となっています。

解析の結果、研究開始から1年以内の心筋梗塞の再発と死亡率は、インフルエンザワクチン接種群で5.3%、プラセボ接種群で7.2%と、インフルエンザワクチン接種群で28%、統計学的にも有意に低下しました。

早期に中止された臨床試験では、解析結果が過大に評価されやすく、この研究結果も割り引いて考える必要があるかもしれません。とはいえ、心筋梗塞のリスク低下を否定するものではなく、論文著者らは「インフルエンザワクチンの接種は心筋梗塞発症後の治療の一つとして考慮すべき」と結論しています。

[南米西部 ペルー北部でM7.4の地震]という報道

 

(参考記事) 「大地震は《地球の裏側》に別の地震を誘発する」 : 2018年の北海道地震を誘発させたペルーの地震の震源に近い場所で「M8の大地震」が発生… (In Deep)


南米西部 ペルー北部でM7.4の地震 津波の心配なし

ウェザーニュース 2021/11/28

日本時間の11月28日(日)19時52分頃、海外で規模の大きな地震がありました。震源地は南米西部(ペルー北部)で、震源の深さは約100km、地震の規模(マグニチュード)は7.4と推定されます。

気象庁は20時20分に遠地地震に関する情報を発表しました。この地震による津波の心配はありません。

気象庁による速報解析では、この地震は西南西―東北東方向に張力軸をもつ正断層型の地震とみられます。

震源近傍では“日本での震度5~6”程度の揺れか

米国地質調査所国立地震情報センター(USGS,NEIC)によると、震源近傍では最大で改正メルカリ震度階級のⅧ程度の揺れがあった模様です。

厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5弱から震度6弱程度に相当する揺れとみられます。

津波の被害の心配はないものの、揺れによる被害が生じている可能性があります。

ファイザー社はオミクロン用のワクチンをそのうち出す模様(もういい加減にせえよ)

> ファイザーとワクチンを開発した「ビオンテック」は、「オミクロン株」に対する有効性を判断するデータが2週間以内に得られる見通しを示しました。従来のワクチンが効かない場合は、対応するワクチンを6週間以内に製造し、100日以内に供給を始める方針だといいます。

(※)あのですなあ……。「対応するワクチン」とかありますけれど、オミクロン株がどんなものかは今はよくわからないとはいえ、「スパイクタンパク質が変異で感染力が強化されている」もので、つまり、そんなものに対応するワクチンだと「今より強い」ものになりかねない。そして、本当に「対応するワクチン」なら、そこからさらに選択圧で、もっと強いのが出てくる。

そのうち、みんな本当に死んじゃうぞ。

(参考記事) 選択圧が生み出したと思われる過去最大の変異を遂げたコロナ「オミクロン株」


世界各地で感染続々「オミクロン株」 厳しい対策も

テレ朝news 2021/11/28

南アフリカ発の新たな変異株「オミクロン株」の感染者が世界各地に広がり始めています。強い感染力やワクチンの効果が小さい可能性も指摘されているなか、ファイザーなどはオミクロン株に対応するワクチンの製造に向け、早くも動き出しました。

米国立アレルギー感染症研究所、ファウチ所長:「非常に急速な感染拡大が起きているようだ」

新たな脅威となっている「オミクロン株」。アメリカで新型コロナ対策にあたるファウチ氏は、NBCの番組で「オミクロン株」について「世界中に感染が広がることになる」と警鐘を鳴らし「すでにアメリカに流入していても驚かない」と語りました。

現在「オミクロン株」は南アフリカを始め、ボツワナ、イスラエル、ベルギー、香港、イギリス、ドイツ、イタリアで確認されています。

海外メディアによりますと、チェコやオーストリアでも感染が疑われる例が見つかっているということです。

オランダでは、南アフリカから帰国した61人が陽性と判明し「オミクロン株」か調査しています。

ヨーロッパでの感染確認が相次ぐなか、流入を防ぐため世界各国では、アフリカ南部からの渡航を制限する動きが広がっています。

イスラエルでは、特別な許可がない限り、すべての外国人の入国を禁止すると、一段と強い対策を発表しました。26日に「オミクロン株」の感染者が確認されて、現在も7人に感染の疑いがあることから、詳しい検査が進められています。イスラエルは、今月1日に海外観光客の受け入れを再開したばかりでした。

日本でも水際対策を強化するため、南アフリカなど9カ国からの入国者らに10日間の待機を義務付けていますが。

昭和大学医学部・二木芳人客員教授:「緩いんじゃないかと思いますよ。入って来られる方、すべての方に対して一定期間の停留をお願いするなど、厳しい対策を取ることも私はやりすぎではないと思います」

感染症の専門家・二木さんによりますと、ヨーロッパにも感染が広がりを見せるなか、9カ国に限定してた対策では流入してしまう可能性があるといいます。

一方、震源地とされる南アフリカでは、現地に住む日本人に影響が出始めているといいます。

ヨハネスブルク日本人学校・緒方和幸校長:「うちの職員が2人、一時帰国を予定しておりますが、1人は子どもさんが小さいので、10日間の強制隔離を発表された時点で(帰国を)取りやめました」

日本で受験を控えた子どもたちにも影響が出ています。

ヨハネスブルク日本人学校・緒方和幸校長:「中学3年生が予定よりも早く、1家族帰りたいという連絡が1本、入りました。その家庭は、とにかく10日の余裕をもって、私立校ですから、早く試験があるので余裕をもってということになります」

国立感染症研究所によりますと、「オミクロン株」はスパイクタンパク質に32カ所の変異が生じていて「細胞への侵入しやすさに関連する可能性がある」としていて、免疫を回避し、ワクチンの効果を低下させるとの懸念も出ています。

昭和大学医学部・二木芳人客員教授:「いっぱい変異しているので、慎重に考えておかなければいけない。今の段階では、決定的なことは言えないけれども、ワクチンの効果は劣る可能性はある」

現在、製薬会社はワクチンの有効性を検証するなど、対応を急いでいます。

ロイター通信によりますと、ファイザーとワクチンを開発した「ビオンテック」は、「オミクロン株」に対する有効性を判断するデータが2週間以内に得られる見通しを示しました。従来のワクチンが効かない場合は、対応するワクチンを6週間以内に製造し、100日以内に供給を始める方針だといいます。

また、モデルナやアストラゼネカも「オミクロン株」に対する有効性を調べる試験などに着手しているといいます。

[「太り気味」と「やせ気味」の子どもが増加…コロナのせい?]という報道

 

(※) 参考記事

ヒポクラテスが述べた「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」ことをますます示す最近の研究。しかし、自然を不潔なものとする過剰な清潔社会はさらに拡大している

ここに、以下のカナダの研究を記しています。

> 家庭用の洗剤や洗浄製品が幼児の腸内細菌叢を変えてしまい、それによって、肥満が増加することがわかった。

子どもの肥満が増えているのは、コロナでの過剰な消毒の継続のためだと思われます。


「太り気味」と「やせ気味」の子どもが増加…コロナのせい?

ヨミドクター 2021/11/28

学校に通う子どもがいるクマさんには、最近、気になることが。ヨミドックに相談してみました。

  Q  うちの子、なんだか太ったみたい。

  ヨミドック  太り気味の子どもは増えました。やせ気味の子どもも、です。文部科学省が今年7月に公表した、昨年度の学校保健統計調査結果では、標準体重より20%以上重い「太り気味」、20%以上軽い「やせ気味」の割合は、どちらも、ほとんどの年齢で前年度より増えていました。

 太り気味は、中学3年生は9・64%で、前年度より1・46ポイントアップしました。やせ気味は、高校3年生は3・20%で、同1ポイント増でした。やせ気味はもともと、中高生で増加傾向でしたが、その傾向は昨年度、例年以上に大きくなりました。

Q  どうしたんだろう?

  ヨ  新型コロナウイルスの影響が考えられます。学校が一斉休校になるなど、コロナ下での巣ごもり生活の影響で、子どもたちの生活習慣が変化したり、運動不足になったりした可能性があります。

  Q  学校に行っていれば、給食が出て食生活のリズムはとりやすくなるし、放課後に外で遊んだり、部活動に励んだりするから運動の機会にもなるね。

  ヨ  昨年度は一斉休校で多くの学校で健診時期が遅れました。この文科省調査は例年、4~6月の健診を基に集計します。健診時期がズレており、国は、前年度との単純比較は難しいとしています。

 ただ、国立成育医療研究センターなどの調査で、初の緊急事態宣言下の昨年4~5月とその前後、バランスのとれた食事ができている子どもの割合が低下していたことは明らかになっています。低所得家庭ほど、その割合は大きく低下していました。

 精神面への影響も考えられます。コロナ禍のストレスで、食欲がなくなったり、逆に食べ過ぎになったりした子どもが増えたという別の調査結果もあります。

  Q  感染者、減ったわね。もう正常の状態に戻したい。

  ヨ  一度乱れた食生活や、失われた運動習慣を取り戻すのは簡単ではありません。日頃から栄養バランスのとれた食事や適度な運動を心がけましょう。おやつは200キロ・カロリー(バナナ2本分)以内。スナック菓子より果物やチーズなど乳製品を。子どもの話を聞く機会を作ってください。ストレスをためないためです。

 (加納昭彦/取材協力 森崎菜穂・国立成育医療研究センター社会医学研究部長、文部科学省調査企画課)

イスラエル すべての外国人の入国禁止を発表

 

(※) 参考記事

イスラエル政府が、未知のコロナ変異体「オメガ株」に対しての机上軍事演習を実施。首相は「COVID-19 ウォーゲーム」と呼ぶ


イスラエル すべての外国人の入国禁止を発表

テレ朝news 2021/11/28

「オミクロン株」に対処するため、中東のイスラエルがすべての外国人の入国禁止を発表しました。

イスラエルのベネット首相は27日に緊急の閣議を開き、今後2週間、特別な許可がない限り、すべての外国人の入国を禁止することを決めました。

帰国するイスラエル国民については、ワクチンを接種していても3日間の隔離が義務付けられます。

イスラエルでは26日に「オミクロン株」の感染者が確認されていて、現在も7人に感染の疑いがあることから、詳しい検査が進められています。

イスラエルは今月1日に海外観光客の受け入れを再開したばかりでした。

スペインでガス価格が史上最高に

 


スペインでガス価格が史上最高に 原因は北アフリカでの紛争

Wedge 2021/11/28

アルジェリア政府は今年8月、同国に対し隣国モロッコが「敵対的行動」を継続しているとし、国交断絶を発表した。両国は長年、モロッコが領有権を主張する西サハラ問題をめぐり緊張関係が続いていた。そしてアルジェリアのテブン大統領は10月31日、モロッコに対し、パイプラインによる天然ガスの輸出停止を命じた。

その間接的な被害を受けたのが、天然ガスの約47%をアルジェリアに依存するスペインだ。同国のガス輸送網管理会社「エナガス」によると、そのうちの半分が、今回遮断されたモロッコを経由してスペインに至るパイプラインで賄われていた。

10月28日、アルジェリアを訪れたスペインのリベラ第4副首相は、現地で行われた記者会見で「これは北アフリカ二国間の対立で、スペインは干渉できない」と示唆。天然ガス確保の見通しは立たなかった。

モロッコから地中海45㌔メートルにわたるパイプラインを経て、スペインに供給されてきた天然ガスは、今後、タンカーで液化天然ガス(LNG)を運ぶ見通しだ。しかし、運送船の停滞化とコスト高がネックとなっている。

スペインの電気会社「REE」のペドロ・ミエルゴ前会長は、同国主要紙『エル・パイス』に対し「アルジェリアから直接、輸入できる運送船会社と交渉を進めるか、米国、中東、北欧から同じガスを運び込む」といった選択肢に迫られると話した。

また、バルセロナ大学で地球科学を専門とするマリアノ・マルソ名誉教授は、「短期的な解決策は、LNGを輸入するしかない」と指摘。課題は、天然ガスの液化、輸送船のコスト、液体から再び天然ガスに戻す作業だ。

モロッコの経済的損失も大きい。スペイン経済紙『シンコ・ディアス』によると、パイプラインの停止により、年間2億㌦(約264億円)契約の通行権を失い、国内10%の電気消費分に当たる数百万立方㍍の天然ガスの確保もできなくなるという。

パイプライン停止の問題に加え、欧州では、天然ガスの市場価格急騰が今年9月から懸念されている。ガス料金は一時、1㍋ワット時あたり155ユーロ(約2万円)と、史上最高額をマークした。

一般家庭では、通常の2倍以上の月額請求となり、新型コロナウイルスからの景気回復を狙う飲食店にとっては二重の打撃になっている。スペインは今冬、厳しい寒さを迎えそうだ。

イギリスでマスク着用義務が復活

 


「オミクロン株」感染者確認の英国、マスク着用を義務化

読売新聞 2021/11/28

英政府は27日、新型コロナウイルスの新たな変異種「オミクロン株」の感染が国内で2人確認されたと発表した。ジョンソン首相は記者会見で、人口の大部分を占めるイングランドでマスク着用を義務化するなど、法的なコロナ規制を再導入する方針を明らかにした。

新型変異株の感染は、英南東部ブレントウッドと中部ノッティンガムで1人ずつ確認された。アフリカ南部への渡航に関連しているという。2人と家族は自主隔離している。

規制の再導入は新型変異株の検出が国内外で相次いでいることを受けた措置で、店舗内や公共交通機関でのマスク着用を義務づけるほか、英国へのすべての渡航者にPCR検査を義務づけ、陰性が確認できるまで強制的に自主隔離させる。新型変異株の感染者と濃厚接触していれば、ワクチン接種完了の有無にかかわらず自主隔離が必要となる。

ジョンソン氏はオミクロン株について、「感染拡大のスピードが速く、2回ワクチンを接種していても感染することもあり得るようだ」と述べ、「一時的で予防的な措置」として規制の再導入に理解を求めた。一方、規制の導入時期については明らかにせず、近く説明すると述べるにとどめた。

英国は7月に新型コロナの法的規制をすべて解除し、「コロナとの共生」を進めていた。

[子宮頸がんワクチンは男性にも必要、9~14歳での接種が最も有効か]というキチガイ報道

 


子宮頸がんワクチンは男性にも必要、9~14歳での接種が最も有効か

Forbes 2021/11/28

子宮頸がんワクチンの接種を受けた英国の女性を対象とした研究の結果、発症リスクがワクチンにより、一部で87%低下していたことが明らかになった。英国はこの病気の原因となる非常に感染力の強いウイルス、ヒトパピローマウイルス(HPV)との闘いで、大きな成功を収めたといえる。

HPVは性交など皮膚と皮膚の接触によって感染するウイルスで、成人は大半が感染している。主に、多くの女性たちの命を奪っている子宮頸がんの発症の原因として知られるが、実際には男性の陰茎がんや、性別にかかわらず発生する頭頸部がん、肛門がんにも関連していることが分かっている。

■早期の接種が効果的

英国はHPVワクチンが各国で承認されてから2年後の2008年、12~13歳の少女を対象とする接種プログラムを開始。その後、18歳まで対象を拡大した。先ごろ英医学誌ランセットに掲載された研究結果によると、子宮頸がんの発症リスクは、このプログラムが開始される前と比べ、接種を受けた年齢が12~13歳で87%、14~16歳で62%、16~18歳で34%低下していた。

さらに、英国は2019年から、男子を対象とした接種プログラムも開始している。女子と同年齢を対象としており、いずれ同様に、良い結果が示されることになると見込まれている。

ランセットで発表された研究結果は、世界保健機関(WHO)が掲げる「15歳までに接種を受ける女性の割合を90%に引き上げ、2030年までに子宮頸がんになる女性をなくす」との目標の重要性を、さらに高めるものだといえる。

WHOは男子を含め、より多くの子どもたちが接種を受けることを支持しており、その他の国際機関も含め、より多くがHPVワクチンの重要性を認め、対象年齢を9~14歳とすることが期待される。

■HPVに関する誤解

だが、残念ながら、接種はそれほど普及していない。米国では疾病対策センター(CDC)が11~12歳のすべての子どもたちに接種を推奨、9歳から接種が可能だとしているが、実際に接種を受ける子どもは、あまり増えていない。

接種が「性的な乱れにつながる」との誤解も
米国では2020年の13~17歳の接種率は、女子が61%、男子が56%だった。接種率が上がらない背景には、過去の複数の研究で誤解であることが繰り返し示されているにもかかわらず、親たちが「接種が性的な乱れにつながる」と恐れていることもあるとみられる。

また、米国に加えて日本やアイルランド、デンマークといった国々では、ソーシャルメディアなどで反ワクチン運動が展開されており、それもまた、「医師があまり接種を勧めず、親もあまり接種を求めない」という状況につながっている。

さらに、特に男子を持つ親たち、担当する医療関係者の間で、HPVワクチンに関する知識と理解が不足しているという問題もある。リスクがあるのは女性だけだと誤解している人が多いことから、少年と男性の接種率は今後も、少女・女性を大きく下回る状態が続くことになると考えられる。

■価格も問題

こうした社会的な状況に加え、接種が広まらない原因には、価格の問題もある。HPVワクチンは、当初は3回の接種が必要なタイプで、1回あたりの価格が約130ドル(約1万5000円)だった。

途上国でのワクチン接種の普及を目指す国際団体、GAVIアライアンスが交渉を続け、1回あたり約5ドルに引き下げることを実現してから、まだ10年もたっていない。また、医療保険に加入していない人が多い米国でも、このワクチンは依然として高額だ。1回分が数百ドルという場合もある。

その米国では2001年から2017年までに、頭頸部がんを発症した若年男性が5倍に増加した。このうち90%以上は、ワクチン接種によって防ぐことができたはずだと考えられている。

[オランダ、南ア発航空便の乗客61人コロナ陽性と発表]という報道

 


オランダ、南ア発航空便の乗客61人コロナ陽性と発表

AFP 2021/11/27

オランダの保健当局は27日、南アフリカ発の航空便2便の乗客のうち61人が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。新たな変異株「オミクロン」に感染しているのかどうか調査が進められている。

当局によると、検査の結果、乗客61人の陽性が判明し、531人は陰性だった。陽性者はアムステルダムのスキポール空港近くのホテルに隔離されている。

ニューとクサイが飛ばされた理由

 

ニューとクサイが飛ばされた理由


新変異株はオミクロン株、ニューとクサイが飛ばされた理由は? 南アフリカなどで拡大

GLOBE 2021/11/27

南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異株について、世界保健機関(WHO)は11月26日、警戒レベルが最も高い「懸念される変異株」に指定し、ギリシャ文字のアルファベットからオミクロン(ο)株と名付けたと発表した。

WHOは変異株について、ギリシャ文字のアルファベット順で命名してきたが、ニュー(ν)とクサイ(ξ)の二つの文字が飛ばされた形になった。WHOは理由を明らかにしていないが、ほかの言葉との混同や差別を避けるためだったとの見方が出ている。

WHOによると、オミクロン株は11月24日、南アフリカで初めて確認された。専門的な命名法(PANGO系統)では「B.1.1.529」とされ、いくつかの変異があり、ほかの変異株と比べても再感染のリスクが高まっているとしている。

変異株は当初、最初に見つかった国や地域の名前で呼ばれていたが、偏見や差別が生まれる懸念があることから、WHOは2021年5月末からギリシャ文字を使うようになっている。

変異株を警戒レベルの度合いによって、感染力が強まったり、ワクチンの効果を弱めたりするものを「懸念される変異株(VOC=Variants of Concern)」、複数の国や地域でクラスターが発生するなど拡大しているものを「注目すべき変異株(VOI=Variants of Interest)とそれぞれ分類している。VOCの方がより警戒度合いが高い。

また、VOIから一段、警戒レベルが格下げになったものは「監視中の変異株(VUM=Variants Under Monitoring)」と呼んでいる。

ただ、オミクロンという名前をめぐってはソーシャルメディアなどで疑問の声が上がっている。というのも、WHOの分類によると、これまでの最新の変異株はミュー(μ)株であり、ギリシャ文字のアルファベット順では、次はニューとクサイが使われるはずだったからだ。

これについて、イギリスのメディア「テレグラフ」のシニア編集委員はTwitterで以下のように発言した。

「WHO関係者によると、ギリシャ文字のニューとクサイは意図的に避けられた。ニューは「new」という言葉と混同するため、クサイは「ある地域に汚名を着せないようにする」ためにそれぞれスキップされた」

一方、クサイについては、英語ではxiと書き、中国の習近平(シーチンピン)国家主席の「習」の字も英語では「Xi」と表記することから、ソーシャルメディアではWHOが中国に気を遣って使用しなかったとの臆測が広がっている。