[興和、「イベルメクチン」のオミクロン株への抗ウイルス効果を確認]という報道

 


興和、「イベルメクチン」のオミクロン株への抗ウイルス効果を確認

ロイター 2022/01/31

興和(名古屋市)は31日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として第3相臨床試験を行っている「イベルメクチン」について、北里大学との共同研究(非臨床試験)から、オミクロン株に対しても、デルタ株などの既存の変異株と同等の抗ウイルス効果があることを確認したと発表した。

「イベルメクチン」は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授の研究を基に開発された飲み薬。寄生虫感染症治療薬として、アフリカ諸国を中心に使われている。現在、新型コロナ治療薬として臨床試験を行っている。

コロナ感染したHIV患者の体内で「コロナウイルスの21回の変異が発生した」ことが明らかに

 

[論文] Persistent SARS-CoV-2 Infection with Accumulation of Mutations in a Patient with Poorly Controlled HIV Infection


コロナ感染のHIV患者、ウイルスが21回変異-変異株の発生経路か

bloomberg.co.jp 2022/01/31

十分な治療を受けていないエイズウイルス(HIV)感染者で、新型コロナウイルス感染症に9カ月間罹患した南アフリカ共和国の女性の体内で、少なくとも21回の新型コロナウイルスの変異が発生したことが、研究で明らかになった。

研究によれば、この22歳の女性がHIVの治療に使用される抗レトロウイルス療法に従い、免疫システムが強化されると、6ー9週間以内に新型コロナから回復することができた。研究はステレンボッシュ大学とクワズールー・ナタール大学の科学者が主導した。この研究は査読を受けていない。

HIV治療薬を服用していない人など、免疫不全の人が新型コロナに感染すると、同ウイルスが急速に変異する可能性があり、これが新たな変異株の発生につながり得るという新たな証拠が示された。研究対象の患者が感染していたベータ変異株は、オミクロン株と同様に南アで発見された。

科学者らは今回の研究について「以前の他のケースと同様、新たな変異株が発生する経路の可能性を示している」とした上で、まだ仮説段階だとも強調。 「そうした状態を抑制する鍵は効果的な抗レトロウイルス療法だとの従来の報告結果を補強する形となった」と指摘した。

南アはHIV感染者数が世界最多で、人口6000万人のうち820万人が罹患している。

[出生前検査、対象拡大へ]という報道

 


新型出生前検査、対象拡大へ…不安持つ妊婦にも容認

読売新聞 2022/01/31

妊婦の血液から胎児の病気を調べる「新型出生前検査」について、国や関連学会などが参加する運営委員会の作業部会が、対象となる妊婦の要件を拡大する案をまとめたことが分かった。

年齢を問わず、胎児の病気に不安を持つ妊婦にも認める。検査を受ける全ての妊婦にカウンセリングの機会を確保する狙いがある。31日の運営委員会の会合で議論し、今春以降の実施を目指す。

検査はダウン症など三つの病気の可能性を調べる。人工妊娠中絶につながる倫理的な課題があるため、日本産科婦人科学会(日産婦)が指針を作り、高齢の妊婦や、超音波検査で胎児の病気の可能性が示された人などに限って認めていた。

運営委員会で議論する新たな案では、正確な情報を伝え、妊婦の選択を支援する「遺伝カウンセリング」を条件に「胎児の病気に不安を持つ妊婦」にも認める。

実施施設も増やす。これまでは出産に対応できる大学病院を中心に認定されてきたが、出産する施設と連携した不妊治療クリニックでの実施も認める。その場合、臨床遺伝専門医か、出生前検査に関する研修を受けた産婦人科医の常勤が必要となる。

検査の前後には、遺伝カウンセリングを実施し、病気が見つかった場合に出産するかどうかなどについて、相談に応じる。

検査を巡っては、近年、指針に基づかない認定外施設が急増し、トラブルも発生。国が参加する運営委員会で、新たなルールづくりを急いでいた。

今回の新たな案は、事実上、新型出生前検査を希望する妊婦全てに門戸を開くものだ。これまでは若年の妊婦は原則認められていなかったため、認定外施設で検査を受け、十分な支援が受けられないケースが問題となっていた。

定外には美容外科など専門外の施設が多い。「胎児の病気の可能性がある」との検査結果を郵送だけで知らされ、相談に応じてもらえず、妊婦が混乱するトラブルも報告されている。

認定外の数は昨年の時点で全国138施設とすでに認定施設(108施設)を上回る。国内の検査数は推計で年間約3万6000件とされているが、半数以上が認定外で行われているという調査結果もある。

今回の案では、不妊治療クリニックなどにも認定を広げ、妊婦がカウンセリング体制の整った施設で検査を受けやすくなることが期待される。

ただ、認定外では安価だったり、三つの病気以外も調べられたりすることを売りにしている場合もある。認定外への流れをどれだけ食い止められるかは不透明だ。検査は、産むか、産まないかという重要な決断に関わる。カウンセリングの大切さを妊婦に理解してもらう情報提供が欠かせない。

インドのニューデリーで異例の寒さより170人超死亡

 


印ニューデリー、異例の寒さでホームレス170人超死亡

AFP 2022/01/30

インドの首都ニューデリーが異例の厳しい寒さに見舞われている。路上生活者たちは暖を取るのに苦労しており、今年に入って176人のホームレスが寒さにより死亡した。

1月の寒さと強い風を伴う雨は多くの人にとって厳しいものとなり、ニューデリーの今月25日の気温は1月の気温としては約10年間で最も低かった。

ホームレスシェルターにいた男性(30)は「この10日間はとても寒く、日があまり差さなかった。暖を取ることに大変苦労しており、不安だ」と語った。

男性は、あり合わせの木を使って路上で火をたき、仲間たちと囲んでいたという。今月は毎晩、市内各地で同様の光景が見られる。

慈善団体によると、ニューデリーでは今年に入り176人のホームレスが寒さにより死亡。団体の関係者はAFPに「この極端な気温のせいで路上生活者の多くが死んだ」と語った。

インドの気象当局が現地メディアに伝えたところによると、ニューデリーでは1月の多くで1日の最高気温が例年を2~6度下回っており、25日には2013年以降の平均を10度下回る12.1度を記録した。

国連と協力して気候変動モデリングに取り組んでいるシンクタンクの男性は「この状況は普通ではない」とし、異常な気象現象の発生頻度と深刻さは今後いずれも高まるだろうと述べた。

[音楽を聴きながら勉強や運転、効率が低下? 東北大が脳波で研究調査]という大ざっぱな研究

 

> 同時に右耳にはジャズピアノの音楽(無視したい音)を流し…

(※) そりゃ、聴きたくない音楽をむりやり聞かされたら、誰でも効率下がると思いますが。


音楽を聴きながら勉強や運転、効率が低下? 東北大が脳波で研究調査

朝日新聞 2022/01/30

音楽やラジオを聴きながら勉強や運転をする「ながら作業」は、効率が低くなる可能性も――。東北大大学院医工学研究科の川瀬哲明教授らのグループが被験者を対象に調べたところ、そんな結果が明らかになった。

研究では、被験者に両側の耳から別々の音を聴かせた。左耳にはテスト音(聴くべき音)を流し、聞こえる度にボタンを押してもらう。同時に右耳にはジャズピアノの音楽(無視したい音)を流し、「脳磁図」と呼ばれる磁場を用いた脳波の計測で、反応を調べた。

右耳から雑音を聴かせた状態では、ほとんど影響がなかった。一方、音楽を流した場合には、音量の大きさに関係なく反応が抑制され、ボタンを押すまでの時間にも遅れが出た。音楽の影響で、テスト音への注意が邪魔されたことが原因と考えられるという。

研究グループは「音楽を聴きながらの運転や勉強などの注意を要する作業は、大音量でなくとも注意力の低下が生じ、作業効率に影響を与えうることを示す」と指摘する。

桜島が昨年4月以来の噴煙3000メートル超の噴火

 


桜島ライブカメラ


桜島で爆発 噴煙3400m 灰は鹿屋市輝北方向へ

MBC 2022/01/28

桜島で28日午後1時すぎ、爆発的噴火が発生し、噴煙が火口から3400メートルの高さまで上がりました。噴煙の高さが3000メートルを超えたのは去年4月以来です。

気象台によりますと、桜島の南岳山頂火口で28日午後1時19分に爆発があり、噴煙が火口から3400メートルの高さまで上がりました。

桜島で爆発が観測されたのは今年4回目で、噴煙の高さが3000メートルを超えたのは去年4月5日以来です。

また、この爆発に伴い、大きな噴石が火口から南に1.7キロ飛散しました。灰は火口から東の鹿屋市輝北方向に流され、やや多量の降灰が桜島と垂水市で、少量の降灰が鹿屋市、大崎町、志布志市、東串良町、そして宮崎県の串間市と日南市で予想されています。

桜島の噴火警戒レベルは3の「入山規制」で、気象台は火口からおおむね2キロの範囲で、大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。

[中国「台湾独立なら軍事衝突」]という報道

 


中国「台湾独立なら軍事衝突」 駐米大使がけん制

共同 2022/01/29

中国の秦剛駐米大使は27日、米公共ラジオのインタビューで「もし台湾が米国にあおられて独立の道を歩み続けるのなら米中が軍事衝突に陥る可能性は高い」と述べ、米台をけん制した。台湾問題は「米中間で最も危険な発火点だ」と指摘した。

秦氏は中国は台湾の「平和的な統一」を目指すと強調。一方で「抑止」のためだとして「非平和的な手段も排除しない」とし、台湾の独立阻止には軍事行動も辞さない考えを示した。

ただ米中関係については「最も重要な関係だ。めちゃくちゃにならないよう、うまくやっていく必要がある」とも述べ、対立先鋭化は避けるべきだとの認識も表明した。