「病気の時代」カテゴリーアーカイブ

インドでも若い世代の心臓発作が相次いでいる模様

 

ご紹介する報道の冒頭は、

> 若者の心臓発作症例の懸念すべき急増がラージコットを襲っており…

でした。インドでも前例のない心臓の問題が若い世代に広がっているようです。

ラージコットは、以下の場所の人口125万人の街です。


若者の間で心臓発作が増加:ラージコットでは24時間でさらに5人の死亡者が発生

Hans India 2023/10/03

Post-Covid, rise in heart attack among youth: Rajkot records 5 more fatalities in 24 hrs

若者の心臓発作症例の懸念すべき急増がラージコットを襲っており、過去 24時間でさらに 5人の悲劇的な死亡が報告されている。このような犠牲者の増加は、医療従事者と地域社会にとって同様に懸念事項だ。

ラージコット近郊のホカダル町に住む 34歳のラシッド・カーンさんは 10月2日の朝、意識不明の状態で発見され、ラージコット市民病院に救急搬送されたが、心臓発作で亡くなったと医師たちが発表した。

上級心臓専門医のディネシュ・ラジ博士は、特に新型コロナのパンデミック以降、若者の間で心臓発作の症例が増加していることについて懸念を表明し、パンデミックと、現在の憂慮すべき傾向との間に潜在的な関連性があることを示唆した。

ストレスの多い生活習慣によって高血圧が悪化する傾向が、若者の間で増加していると同氏は付け加えた。

同様に、21歳のダーラ・パルマーさんも意識を失い、心停止の疑いで自宅で亡くなった。 工場で料理人として雇われていたビジェイ・サンケットさん(30歳)も倒れて死亡した。死因は心臓発作とみられる。

別の事案では、ラージコット郊外のコサリヤ町に住むラジェシュ・ブットさん(45歳)が、10月2日午前10時ごろ、農場にいるときに突然心停止に陥った。 彼はラージコット市民病院に到着した際に死亡が確認された。

ラージコットの住宅アパートで警備員として働くラリット・パリハールさん(35歳)は自宅で倒れ、病院に到着する前に心臓発作で亡くなったと考えられている。



韓国での中毒原因の1位はアセトアミノフェン、2位はベンゾジアゼピン系

 

この猛者が中毒でもトップのようです。

(参考リンク)In Deep のアセトアミノフェン関係の記事一覧

(参考リンク)In Deep のベンゾジアゼピン関係の記事一覧


韓国・10代「アセトアミノフェン系の解熱剤」で中毒多く…75%が女性

KOREA WAVE 2023/10/04

韓国で10代の青少年が中毒に陥る頻度が最も高いのはアセトアミノフェン系の解熱剤であることが、疾病管理庁が9月27日に発表した実態調査でわかった。これにベンゾジアゼピン系の神経安定剤が続いた。中毒者の75%が女性だった。

調査結果では、10歳未満の小児は化粧品など家庭内の事故で中毒になる場合が多く、高齢層では農薬による中毒事故が多数を占めた。

健康保険統計年報によると、化学物質、薬物、自然毒などによる中毒患者は国内で年間約10万人発生する。

実態調査は昨年6月1日から今年5月31日まで実施した最初の1年間の調査結果だ。14の市・道、15の救急医療機関で計5997人の中毒患者が発生した。

年齢は▽20代(19.0%)▽70代以上(14.5%)▽40代(14.4%)▽50代(14.0%)――の順だった。主な原因は治療薬物(51.5%)、ガス類(13.7%)、人工毒性物質(11.9%)などだ。

家庭内での発生が73.5%と圧倒的に多く、形態は経口70.2%、吸入14.2%などの順。死亡事例は5997件のうち1.7%に当たる102件だった。

原因となった物質は全年齢帯で治療薬物が最も高い割合を占めた。特に10代の80%が治療薬物の使用で中毒になっていた。10代の患者数636人のうち474人(75%)が女性だった。

10代の中毒物質1位のアセトアミノフェン系解熱剤の割合は21.1%、2位ベンゾジアゼピン系神経安定剤は19.2%だった。ともに治療薬物だ。



スイスで、デング熱やチクングニア熱やマラリアの感染が拡大。…って、そういう国でしたっけ

 

スイスにいるのは、ヒトスジシマカ(日本のどこにでもいるヤブカ)だそうですが、デング熱はともかく、マラリアをヒトスジシマカは媒介するものなのですかね…。


スイスでデング熱の感染者が増加中

swissinfo.ch 2023/10/02

Cases of dengue fever on the rise in Switzerland

連邦保健局は 10月2日、年初以降に報告されたデング熱の症例数が 154人だったと発表した。2022年は 68人だった。公衆衛生局は、この増加は渡航再開のせいだとしている。

デング熱に加えて、チクングニア熱の症例数もスイスで急増しており、2022年の報告数は 2件だったが、今年は 17件となった。マラリアの症例数も同様の傾向をたどっており、昨年の 241件と比較して、今年の第38週までに 272件の症例が記録された。

保健局によると、デング熱やその他の蚊が媒介する病気の増加は、新型コロナウイルスのパンデミック後に旅行が再開されたことが原因だという。スイスで報告された症例はもっぱら国外での感染者に関するものだ。

同局は、スイスにヒトスジシマカ(いわゆるヤブカ)が存在するからといって、デング熱が流行することを必ずしも意味するわけではないとしている。しかし、流行地域から帰国した感染者を地元の蚊が刺し、その結果、別の人にウイルスを感染させる可能性があると付け加えた。

病気が伝染する長期的なリスクと、ヒトスジシマカが非常に迷惑であるという事実が、各国が感染拡大を積極的に監視している理由だ。

このヒトスジシマカは、2003年にティチーノ州で初めて発見され、その後、フランス語圏スイスのいくつかの州でも発見されている。蔓延を防ぐために管理措置が講じられている。



こんな歌姫までも25歳でガンで亡くなる世

 

パトリツィア・ヤネチコヴァさんというスロバキア人オペラ歌手が若くして亡くなったことが、チェコで報じられています。以下は、7年くらい前の彼女のステージ。オッフェンバックという作曲家のオペラ「ホフマン物語」というものだそうで、機械人形の少女が歌うシーンのようです。可愛らしいですね。

昨年以来、どれくらいの数の音楽家が亡くなったのでしょう。


オペラ歌手パトリツィア・ヤネチコヴァが25歳で死去した。彼女は乳がんの治療を受けていた

irozhlas.cz 2023/10/02

Ve 25 letech zemřela operní pěvkyně Patricia Burda Janečková. Léčila se s rakovinou prsu

オペラ歌手パトリツィア・ヤネチコヴァが25歳で死去した。

彼女は多くのチェコ内外の室内オーケストラと共演した。彼女はモラヴィア・シレジア国立劇場でもいくつかの公演を行った。12歳のとき、彼女はチェコとスロバキアのテレビ コンテスト「タレントマニア」で優勝した。2016年、カルロヴィ・ヴァリで開催されたアントニン・ドヴォルザーク国際歌唱コンクールで 3つの賞を受賞した。

彼女は、昨年、乳がんの治療中であることを公表した。

ヤネチコヴァはスロバキア人の両親のもとドイツで生まれ、オストラヴァで育ち、住み、ヤナーチコヴァ音楽院でオペラ声楽科を卒業した。

彼女はチェコ内外のフェスティバルで演奏し、ソリストとしてチェコやスロバキアの多くの交響楽団や室内オーケストラと共演し、モラヴィア・シレジア国立劇場で働いた。

2014年、彼女はローマで開催された世界歌唱コンクール「コンコルソ・インテルナツィオナーレ・ムジカ・サクラ」で絶対的な優勝者となった。



韓国のうつ病患者が100万人超 20代女性は2018年の2倍に

若い女性が多いということなど、スイスで起きていることと同じような推移です。

(参考記事)スイスの歴史で前例がない「うつ病と精神疾患の増加」の報道から思い出す、スパイクタンパク質とヒトヘルペスウイルスの再活性化の関係、そして MAO との関係
In Deep 2022年12月13日

あるいは、ワクチン接種が始まった 2年前に思った「今後、うつ病が果てしなく増える」という予測については、以下の記事などにあります。

(参考記事)数年後の社会 : 双極性障害、大うつ病性障害、統合失調症、アルツハイマー病… HHV-6の再活性化が及ぼす広い影響に戸惑うばかり
 In Deep 2021年9月16日


うつ病患者100万人超に 20代女性が最多=韓国

聯合ニュース 2023/10/03

韓国の国民健康保険公団が3日までに国会保健福祉委員会所属の野党議員に提出した資料によると、国内でうつ病と診断された人は2018年が75万2976人、19年が79万9011人、20年が83万2378人、21年が91万5298人と毎年増え続け、22年には18年比32.9%増の100万744人と初めて100万人を上回った。

22年にうつ病と診断された人を男女別にみると、女性が67万4555人で男性(32万6189人)の2倍以上だった

年代別では20代が18万5942人(全体の18.6%)で最も多く、次いで30代が16万108人(16.0%)、60代が14万3090人(14.3%)、40代が14万2086人(14.2%)、50代が12万6453人(12.6%)、70代が11万883人(11.1%)、80代以上が7万1021人(7.1%)と続いた。

性別と年齢を考慮すると、うつ病と診断された人は20代女性が12万1534人で最も多く、全体の12.1%を占めた。18~22年の5年間にうつ病患者の増加幅が最も大きかったのも、20代女性で、18年の5万7696人から22年には12万1534人と2.1倍に増えた



「高学年の痙攣やてんかん発作の搬送が増えている」という救急隊の方の投稿

 

以下のような、やはり救急隊員の方の投稿もありました。