「中国の隠れ地方債務918兆円、GDPの約52%に膨らむ – ゴールドマン」という報道

 


中国の隠れ地方債務918兆円、GDPの約52%に膨らむ – ゴールドマン

Bloomberg 2021/09/30

中国の地方政府の隠れ債務が、国内総生産(GDP)の半分を上回る規模に膨らんでいると米銀ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。

魏琪氏ら同行のエコノミストはリポートで、地方政府の資金調達事業体(LGFV)の総負債額が昨年末時点で約53兆元(約918兆円)に達したと分析した。GDPの約52%に相当し、公式発表の政府債務より大きいという。2013年時点では16兆元だった。

リポートは「経済成長全体を支えるため、正式ルートでの地方政府債の発行を増やし、地方政府による資金調達の柔軟性を高める必要が恐らくある」としている。

「中国恒大、期限29日までにドル建て利払いせず=関係筋」という報道

 


中国恒大、期限29日までにドル建て利払いせず=関係筋

ロイター 2021/09/30

経営危機に陥っている中国の不動産大手、中国恒大集団のオフショアのドル建て社債を保有する複数の投資家が、アジア時間29日の営業時間終了までに利払いを受けていないことが分かった。3人の関係者がロイターに話した。

ドル建て社債を期日に支払いできなかったのは今月で2度目となる。

この日は、クーポン9.5%の2024年3月償還債に対する4750万ドルの利払いの期日だった。恒大は23日にも、8350万ドルの利払いを実行していない。

恒大はオフショア社債の利払いについて沈黙を保っており、世界の投資家は23日と29日からそれぞれ30日間の猶予期間後に、巨額の損失を被るのではないかと懸念している。

関係者の2人は、29日に会社側から支払いについて情報がなかったと述べた。

恒大の広報担当者はコメントしなかった。ロイターは、恒大が29日期限の利払いについての計画を債券保有者に伝えたかどうか判断できなかった。

ベネズエラの極貧率が76.6%に上昇

 


ベネズエラ極貧率、76.6%に上昇 コロナ禍と失業で無気力蔓延

ロイター 2021/09/30

ベネズエラで29日発表された2020/21年の「生活状況に関する全国調査」で、同国人口の4分の3前後が極貧状態にあることが分かった。同国では、ハイパーインフレによる経済崩壊が7年にわたり続いている。

調査は、アンドレス・ベロ・カトリック大学の研究者らが実施。それによると、人口約2800万人に占める極貧者の割合は76.6%で、昨年の67.7%から上昇した。

調査リポートは背景として、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と、慢性的な燃料不足を挙げている。調査では、回答者の少なくとも20%が車にガソリンを入れられないと回答、雇用の主要な阻害要因となっている。

調査に協力した社会学者、ペドロ・ルイス・エスパナ氏は、この調査は2014年に、公式データが発表されていないことを補完するため開始されたと説明した

YouTube、ワクチン全般の誤情報禁止。ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏、ジョセフ・メルコラ氏のチャンネルも停止

 


YouTube、ワクチン全般の誤情報禁止 著名チャンネルも停止

ITmedia 2021/09/30

米Google傘下のYouTubeは9月29日、医療誤報ポリシーを拡大し、保険当局が承認したワクチンが危険あるいは機能しないと主張する動画を禁止すると発表した。同社は昨年10月から新型コロナウイルスワクチンに関する誤情報を禁止しているが、禁止範囲を拡大する。

昨年以来、新型コロナワクチンポリシーに違反したとして13万本以上の動画を削除したという。

新ポリシーでは、インフルエンザ、HPVワクチン、はしか、おたふく風邪、風疹などのワクチンに関する誤情報も禁止する。例えば、風疹のワクチンが自閉症を、インフルエンザの予防接種が不妊症を引き起こすと主張する動画は許可されない。

ただし、予防接種に関する個人的な経験を共有する動画は引き続き許可する。また、動画に医療専門家の発言などの他のコンテキストが含まれている場合、ポリシーに違反する情報を含む動画でも許可する。

同社は米ワシントンポストなどのメディアに対し、アンチワクチン派の主なチャンネルを停止したことを明らかにした。アンチワクチン活動家として知られるケネディ元大統領のおい、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が率いるチルドレンズ・ヘルス・ディフェンス・ファンドや、アンチワクチンサイトを立ち上げてサプリメントを販売しているジョセフ・メルコラ氏などのチャンネルが含まれる。

中国で建国記念日のライトアップが中止に

 

(※) 国慶節とは、中国の建国記念日で、大型連休。


中国で深刻な電力不足 国慶節のライトアップ中止に

テレビ朝日 2021/09/30

中国では各地で電力不足が深刻になっています。来月1日の国慶節にあわせたイベントも中止の動きが出ています。

中国では今月中旬に全国的な電力不足が表面化しました。

火力発電に使用する石炭の高騰などが原因とされ、中国メディアはすでに20の省などが電力不足に陥ったと報じています。

各地で工場などが操業停止に追い込まれ、東北部の吉林市では来年3月まで停電や断水が常態化するとの見通しも示されています。

電力需要が高まる冬に備え、中国政府は29日、一般家庭向けの電力制限を禁止するとともに石炭の輸入と生産を拡大する方針を示しました。

コロナ後遺症は、高齢者で認知機能の問題、若年層で「うつ病」が多い

 

(※) 参考記事 「うつ病……帯状疱疹……


新型コロナ回復者の37%に少なくとも1つの長期的症状=英調査

ロイター 2021/09/30

29日に公表された英オックスフォード大学と英国立健康研究所(NIHR)による大規模調査で、新型コロナウイルスに感染してから3─6カ月が経過した人の37%にコロナ感染症に伴う長期的な症状の少なくとも1つが見られたことが分かった。

コロナ感染症から回復した27万人以上を対象に調査した結果、呼吸障害、疲労、痛みなどの症状が最も多く、コロナ感染症で入院した経験のある人に多く見られたほか、女性がやや多かったという。

また、高齢者や男性で呼吸困難や認知機能の問題が、若年層や女性で頭痛や腹部症状、うつ病が多く見られたとした。

ワクチン接種率95%の米ハーバード大学でブレイクスルー感染が多発し、対面授業を停止

 


ハーバード大でブレイクスルー感染多発

テレ朝news 2021/09/30

アメリカ・ハーバード大学の大学院でブレイクスルー感染が広がったとして急きょ、講義がオンラインに切り替えられました。

ハーバードビジネススクールによりますと、ワクチンを接種したにもかかわらず新型コロナに感染するブレイクスルー感染が学生の間に広まっているとして、27日から来月3日まで多くの授業をリモート方式に切り替えたということです。

学生と教職員の接種率は95%を超えていて、感染経路をたどった結果、教室などではなかったということです。

ハーバード大学はワクチンを接種した生徒も接種していない生徒も、今後週3回のコロナ検査を徹底するほか、家族以外の人との交流の制限、屋内での常時マスク着用などを課すということです。