「終末時計」は真夜中に近づいた
RT 2026/01/27
‘Doomsday clock’ moved closer to midnight

人類はかつてないほど地球規模の大惨事に近づいていると、主要な原子科学者グループが指摘した。同グループは火曜日 (1月27日)、国際社会は「本格的な軍拡競争」から気候変動、さらにはAIが設計した病原体に至るまで、幅広い脅威に直面していると警告した。
原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)は、深刻化する危険性に対する同会の評価を反映し、終末時計を午前0時前85秒に調整し、5秒進めた。この時計は毎年1月に更新される。
最新の調整は、大国間の競争を「本格的な軍拡競争」へと変貌させた「ますます攻撃的、敵対的、そして国家主義的」な政策によって引き起こされたと、同グループは述べている。
核保有国を巻き込んだ紛争もまた、昨年の「負の傾向」を決定づけたと科学者らは述べ、ウクライナにおける継続的な敵対行為や、米国とイスラエルによるイランへの攻撃を不安定化の要因として挙げた。
同団体はまた、ドナルド・トランプ大統領が提唱する米国の「ゴールデン・ドーム」ミサイル防衛システム開発計画を批判し、これが新たな「宇宙を基盤とした軍拡競争」を煽る可能性があると述べた。
また、米ロ間の新戦略兵器削減条約(新START)が失効間近に迫っており、モスクワとワシントンは軍備管理協定を結べない状況になると警告し、両国に対し「核兵器削減に関する対話を再開する」よう求めた。
科学者らはまた、 「気候緊急事態」に対する国際的な対応が「まったく不十分なものから深刻な破壊的なものに変わった」と述べ、米国政権が「再生可能エネルギーに対する戦争」を宣言したと非難した。
同グループはまた、いわゆる「ミラー生命」といった、より突飛な懸念材料も挙げている。これは、自然界に存在する分子の鏡像となる化学合成分子で構成された細胞だ。こうした生物が制御不能に陥り、人類を滅ぼし、「地球上のあらゆる生命を混乱させる」可能性があると警告した。
同速報は、人工知能(AI)の発展は「異なる種類の生物学的脅威」をもたらしていると述べ、AIは新たな細菌やウイルスの設計に利用される可能性があると付け加えた。