「海水浴」の起源と歴史という資料には、
> 今日、「海水浴」と言えばわが国における海洋性レジャー活動の中でとくに多くの人が参加している活動ですが、実は、明治初頭期頃までは日本ではほとんど誰も行っていなかったというのが通説です。
とあります。
もともと西洋から伝えられた習慣ですね。それが元に戻っていっているという感じでしょうか。
日焼けや水難、熱中症リスク…海水浴客40年で9割減 杉乃井や海の中道などプール人気
西日本新聞 2026/08/08
夏の風物詩だった海水浴の客が右肩下がりで減っている。業界団体などによると、この40年で9割減少。
レジャーの多様化や水難リスクが背景にあり、近年は過酷さを増す暑さによる日焼けや熱中症への警戒から「海離れ」が続いている。代わりに屋内などのプールが人気を集め、海の家もバーベキューなど「泳ぐ以外」の楽しみ方に工夫を凝らしている。
「買い物ついでの1~2時間で気軽に遊べて海より水深が浅いから安心」。7月下旬、福岡市東区のイオンモール香椎浜。屋外に特設されたプールで子どもを遊ばせていた近くの主婦(35)は笑顔で話した。
このプールは地場企業でつくる実行委員会が2022年から「冒険プール」と銘打って北九州市や福岡市で企画。昨夏は8万人超を集客した。総監督の山中亘さん(58)は「家族連れが多く、来場者は年々増えている」と手応えを語る。
杉乃井ホテル(大分県別府市)の夏季限定プール「アクアビート」も好調だ。屋内プールなどが強みで、今年は例年より1カ月ほど早い4月末から営業を開始。来場者数は前年比2%増で推移しており、三世代の家族連れや若者でにぎわう。担当者は「熱中症の心配が少なく、高齢者から子どもまで安心して利用してもらえている」と話す。
対照的に、海水浴客は減少に歯止めがかかっていない。
日本生産性本部の「レジャー白書」によると、24年に海水浴をした人は440万人。ピークだった1985年から88%も減少した。日本観光振興協会の調査では、全国の海水浴場もこの約30年で3割減った。
海の楽しみ方も変わってきている。佐賀県唐津市の浜崎海岸で海の家を運営する渕上俊介代表(47)は「お客さんの8割はバーベキューを楽しみに来ている。海に入る人は3割くらい」と言う。16年前に経営を引き継いだ当時は、海の家が20軒ほど並んでいたが、今では2軒のみ。バーベキューテラスを併設するなど海水浴以外のサービスを拡充させている。
プールでも暑さ対策が集客の鍵となっている。「海の中道サンシャインプール」(福岡市)は2023年から有料の屋根付き休憩スペースを導入。予約率は9割を超えており、担当者は「暑ければ暑いほど来場客が増える時代ではなくなった。少しでも快適に楽しめる工夫をしていきたい」と話した。