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「2025年の英国 レコード売上は18年連続増 カセットテープは53.8%増」という報道

カセットも売れてんのか…。カセットは 40年前でもマイナーな存在で、確か少年ナイフというバンドの「みんなたのしく少年ナイフ」を持っていたような気はしますが、当時でも、あまり購入するものではなかったですね。





2025年の英国 レコード売上は18年連続増 カセットテープは53.8%増 オアシスのアルバムの売上が100万枚を超える

amass.jp 2025/12/31

英国レコード産業協会(BPI)の年次報告書によると、2025年、英国のアナログレコードの売上は前年比13.3%増の760万枚に達しました。18年連続の増加を記録しています。

ストリーミングは現在、英国の音楽市場全体の89%を占めており、アルバムは1億8900万枚相当聴かれていますが、ストリーミングは前年比5.5%増ですので、レコードが成長率では大きく上回っています。

この年次報告書によると、2025年、英国のアルバムの総売上は2024年から4.9%増加し、販売・ストリーミングは2億100万枚に達しました。11年連続で増加です。

CDの売上は7.6%減の970万枚。一方、カセットテープはその関心の高まりにより、売上は53.8%増の164,491本に達しています。全体として、フィジカル・アルバム(CD、アナログレコード、カセットテープほか)の売上は1.4%増の1760万枚でした。

BPIはまた、女性アーティストたちが年間を通じて2025年の英国の音楽業界を牽引したと報告。特にテイラー・スウィフトは席巻で、2025年リリース作『The Life of a Showgirl』のレコード売上は14万7000枚を記録。これは1990年代にオフィシャル・チャート・カンパニーがチャート集計を開始して以来、個人アーティストとして最多の記録です。

オアシスも大きな復活を遂げ、再結成ツアーのおかげで、2025年内のアルバムの売り上げが100万枚を超えました。バンドのベスト・アルバム『Time Flies』は2025年に4番目に売れたアルバムとなり、『(What’s The Story) Morning Glory』は7番目に売れたアルバムとなりました。




ザ・スターリンのファーストアルバム「trash」はクリスマスイブの発売でした

発売されたのは、Wikipedia によれば、1981年12月24日ですね。

これはですね。今では YouTube などでフルアルバムを聴けますけれど、当時は…特に北海道に住んでいた私などには、ほぼ入手が不可能で、それで、東京に出てきたときに「ぜひ購入したい」と思っていたんですが、中古レコード屋にいくと、どこでも数万円はするものとなっていて、ある下北沢のレコード屋などでは、

「 8万円」

とかになっていました。

こんなの買えるわけないべさ」と北海道弁で諦めた次第でした。

初めて聴いたのは、東京の学生だった時に知り合った人が、カセットに録音したのを持っていて、それを貸してもらったときでした。1984年くらいでしたかね。

「これどうやって録音したの?」と彼女にきくと、

「お兄ちゃんの…」
「あ、お兄さんが持ってたの?」
「お兄ちゃんの…友だちの友だちのそのお姉さんの彼氏の友だちの彼女の…」
「中世ヨーロッパの貴族の家系の説明じゃないんだから」

というような過程を経たものだったらしいです。

以下の曲もこの trash に入っているものです。映像は適当(1982年の映画『爆裂都市』より)です。

ザ・スターリン – Gass (1981)




ロシア政府が、女性バンド「プッシー・ライオット」を過激派に指定、という報道

ああ、プッシー・ライオットは懐かしいですね。反プーチンのガールズバンドで。十数年前だったか、たまに聴いていました。しかし、パンクだと名乗るわりには、音楽的にやや音が甘い感じで、以下は、当時、自分向けに全体的に音を歪ませたものです。タイトルは、「プーチンが魅力を燃やしてしまう」みたいな感じでしょうか。

私はてっきり、その後、ヨーロッパのほうにでも逃亡したのかと思っていましたけれど、今でもロシア国内にいるんですね。そういう意味では強い女性たちです。

Pussy Riot – жжет путинский гламур (2011年頃)





ロシア、パンクバンド「プッシー・ライオット」を過激派に指定

AFP 2025/12/15

ロシア・モスクワの裁判所は15日、ウラジーミル・プーチン大統領に批判的な立場を取り、フェミニズムを擁護するパンクバンド「プッシー・ライオット」を「過激派」であると認定した。この指定は、プーチン大統領やウクライナ侵攻を批判する人物を非合法化する際に使われる。

プッシー・ライオットは2012年、教会で抗議行動を行い、それ以降、楽曲や動画がロシア国内で禁止されている。

グループについてモスクワの裁判所は「過激派組織と認定し、ロシア連邦内での活動を禁止する」とし、検察当局の意見を支持する判断を下した。

2022年2月にウクライナ侵攻を開始して以降、ロシア大統領府は反対意見への取り締まりを強化し、政策を批判する数十の団体の活動を禁じてきた。

判決を受けてグループの代理人は「口を挟む者を黙らせる行動だ」と独立系メディアSOTAvisionに述べた。

「過激派」と認定されたことで、グループとの一切の関わりが違法となる。SNSでの「いいね」も対象となり、事実上、国内での孤立を強いられる。




あぶらだこのヒロトモさんが普通に言葉を出している映像初めて見たなあ

言葉というのは、映像の冒頭の「こんばんは、あぶらだこです」みたいなのですね。ライブでも一言も言葉を発することがなかった人ですので。

この「あぶらだこ」というバンドは、私が 20代のはじめに好きだったバンドで、人生で最後に行ったライブも、このあぶらだこでもありました。調べてみると、1986年11月7日(新宿ロフトの記録より)ですから、もう 40年近く前ですか。それから 40年間ほどライブやコンサートに行ったことがありません。この映像はテレビかなんかのもののようです。

それにしても、新宿ロフトの記録を見ると、私の行った当時は入場料が前売り 1000円だったんだなあ…。

ちなみに、その 1986年11月7日のライブの後、ヒロトモさんと少し話をした思い出があります。まあ…「あんた、なんでライブ 20分で終わっちゃうんだよ」とかいう話で、ヒロトモさんもやや引いていましたが。まあ若かったんで。

この映像に出てくる歌の歌詞は以下のような感じです。もっとも、当時のこういう音楽のレコードには歌詞カードはついていなくて、いろんな人が聴き取って歌詞にしたようなものなので、正確かどうかはわかりません。


あぶらだこ / LOGOS (1984年) 歌詞 原盤

闘争永遠
革命永遠
宗教永遠
狂人永遠
現実永遠
永劫永遠
人間永遠
人生永遠

空間の外で天使となる全力全開AGAPEの父
流浪うことに疲れた驢馬 砂漠の太陽天才詩人

信じるのはLOGOS
死んだのはLOGOS

行く当てのない剃り込みじじい
二人の世界でせんずり魔
精子の軍団 三途の川
愛しの姫君 脳卒中

べニア板の屋根はISLAND
夢の終りにあるISLAND

昨日の思想は何処にもない
視界の中は悲しいシステム
昨日の希望もどこにもない
昨日の気持もどこにもない

10キロ歩いた甲詮あった
これぞ正しく奇門遁甲
これが私のMephistopheles
これが私のJesusChrist




ジェームス・ブラウンの『日清カップヌードル』のこんなCMがあったんだ(笑)

日清カップヌードル・MISOとか知らないですけれど、1992年のCMのようです。「ミソッパ!」(コーラスは「ミソミソ」)って歌ってる(笑)。

一応貼っておくと、元歌はご本人のこちらです。

James Brown Sex Machine (1970)




三十代によく聴いていた曲(20):ザ・テープ・ビートルズ – Waves Of Waves(1991年)

最近、デフォルト・モード・ネットワーク (DMN)にハマって(?)少し前には、「どんな音楽だと、デフォルト・モード・ネットワークの起動の邪魔をしないか」という記事をアップしたこともありました。

DMNを起動させやすい(つまりボーッとしている時と同じように脳神経が活性化しやすい音楽)の中に、

「構造が予測できない、よくわからない曲」

という項目がありました。

私はなぜか若い時からそういう音楽が好きでして、そして、そういう音楽を BGM にしていると、特に書く作業などが進むのでした。ノイズ音楽もそうですね。妙に創造性が高まる(変な創造性ですが)。

このザ・テープ・ビートルズというのもそうでした。

アルバム自体は 1991年のものですが、私がレコード屋で偶然知ったのは数年後で、私が三十代中盤にもなる頃でした。HIP HOP ばかり聴いていた頃ですね。

このザ・テープ・ビートルズがどんなユニットなどかは知るはずもなく、ジャケットが気に入って買って、「どんなのかなあ」と聴くと、こんなのでした。

The Tape-beatles – Waves Of Waves (1991)

「ああ、これいいなあ」と、よく BGM で流していました。世に MP3 という電子媒体の音源も出て来た頃で、音楽が手軽になっていった頃でもありました。

結局こういう変な音楽の世界から逃れられない人生なのだなあとも思いますけれど、しかし、これを聴きながら(というか単に流しながら)、素晴らしい脚本を書くこともできました。

結局、音楽というのは相性ですよね。それ以外は何も思い当たるところはないです。私は八代亜紀さんが大好きでしたが、同じように、ザ・テープ・ビートルズも大好きでした。どちらを BGM にしても違和感がない。




どんな音楽だと、デフォルト・モード・ネットワークの起動の邪魔をしないか

今日の In Deep の記事の後半で、デフォルト・モード・ネットワーク(以下、DMN)のことについてふれました。

この DMN は、最近のメルマガでもふれたのですが、「ボーッとしている時にだけ働く脳の神経活動」で、人間の創造性と、もっと言えば自発的な知能と大きく関係しています。現代の生活のように、常に外部からの刺激があると(ずっとスマホをいじっているなど)機能しないのです。

生活の中に「ボーッとした時間を作る」ということは、人類の文明のためにも非常に重要なことです。

昨晩ふと「音楽はどうなんだろう」と思いました。音楽も外部からの刺激といえば外部からの刺激です。リラックスする時に音楽を聴く方は多いと思いますが、ちょうど、子どもに DMN のことを話した後だったので聞いてみました。

私 「音楽って DMN の機能を阻害するのかな?」
子 「音も外部からの情報だから外的な刺激じゃないの?」

ボーッとリラックスしようとして、音楽で DMN の機能が阻害されるのでは何だか意味がないなと思い、結局 AI (Grok)に聞きました。

その結果、これまでの研究でわかっている点として、以下のようなことでした。

音楽の種類・聴き方によって、DMNは「完全にオフになる」場合もあれば「むしろ活性化される」場合もある

・歌詞付きのポップス・EDM・激しいロックなど(特に好きな曲)
DMN はほぼオフ(機能しない)
(理由)注意が歌詞やビートに強く向く → 外向的注意が優勢するため。

・作業用BGM(意識が別の作業に向いている場合)
DMN は軽くオフ
(理由)音楽が「背景雑音」化しているため → でも完全に集中しているわけではないので DMN が少し残る。

・歌詞なし・構造が予測しにくい現代音楽・クラシック・アンビエント
むしろオンになりやすい(DMN が機能しやすい)
(理由)注意が「つかみどころのない」状態になる → 脳が「内側へ内側へ」と戻りやすい。

・目を閉じて、ただ「聴くことだけ」に集中している(特に静かな音楽)
強くオンになるケースが多いDMN が強く機能する)
(理由)「聴く」という行為が「ぼんやり」に近い状態になり、連想や内省が爆発的に広がるため。

・ライブで大音量・照明・歓声あり
DMN は完全にオフ(機能しない)
(理由)完全に外向的注意状態であるため。

つまり、「歌詞があってリズムがはっきりしていて、意識が外に向かう音楽」はダメ…というか、 DMN がオフとなるようです。

変な話ですが、特に自分が好きな曲(コードの進行や歌詞を知っているなど)では、 DMN の機能がオフになりやすいようです。

それに対して、「静かで構造が曖昧な曲」は、 DMN の活性剤にになりやすいようです。

というか、「精神が内側に向かう音楽」が良いようです。

もちろん、好きな曲を大音量で聴く時は楽しい時ですので、それはそれでいい時間だと思いますが、DMN の活性化には、

・静かな曲(そういうクラッシックやアンビエント)

・構造が予測しにくい曲(現代音楽やノイズ音楽)…ノイズが DMN を活性化するとは意外ですが。

・よくわからない曲(フリージャズや何だかよくわからないスクラッチ音楽や実験音楽などの難解な構成の曲)

などが良いようです。

というわけで、構造が予測しにくい曲で、私が若いときによく聴いていた日本のノイズの大御所、秋田昌美氏のメルツバウのライブをどうぞ(なあ、本当にこんな曲で DMN が活性化されんのか? ← さあ…。AIがそう言うんで)。

Merzbow ライブ in 台北(2013年)