グレートバリアリーフのサンゴ礁が拡大中。面積は観測以来最大に

温暖化等でサンゴ礁の「縮小」が進行していると報じられることがありますが、オーストラリア政府のデータでは、2020年から急激なペースでサンゴ礁は復活し続けていて、ついに「過去最大の面積」となりました。

グレートバリアリーフサンゴ礁の被覆レベルの推移

Bjorn Lomborg

2022年の以下の記事でもふれたことがあります。

(記事)グレートバリアリーフのサンゴ礁が劇的な「復活」。被覆レベルは過去36年間で最高に。大規模な白化は一時的なものだった模様
地球の記録 2022年8月7日




マウスに注射されたプラスミドDNAは「一生にわたり体内で持続する」という過去の研究

 

脂質ナノ粒子の専門家クリスティー・ローラ・グレースさんの投稿です。


マウスの筋肉にプラスミド DNA を注入すると、DNA、遺伝子発現、体液反応が生涯にわたって持続する

The Injection of Plasmid DNA in Mouse Muscle Results in Lifelong Persistence of DNA, Gene Expression, and Humoral Response
Christie Laura Grace

研究者たちは、cry11Bb 遺伝子を含む pSO2C1 と呼ばれるプラスミドを入手し、マウスの筋肉に注入しました。これらの Cry タンパク質は、デルタエンドトキシンと呼ばれる毒素のより大きなファミリーの一部です。

これらのタンパク質は、細菌が攻撃しようとする昆虫の幼虫に対する防御機構として使用されます。「Cry」タンパク質は、細菌細胞内に結晶封入体を形成する能力があることで知られています。

これが、研究者たちがマウスに注入することを選択したものです。

プラスミド DNA の位置を決定するために、in situ ハイブリダイゼーションが使用されました。これは、多くの病理学者が使用するよう訓練されている特殊な技術です。

科学者たちはまた、PCR を用いて、死ぬまでそれが別れることなく、さまざまな時点(注射後 1週間、1年後、2年後)でプラスミド DNA の存在を検出しました

科学者たちはまた、免疫組織染色と呼ばれるものを使用して、筋肉細胞におけるトランスジーン発現と呼ばれるものを調べ、生きた動物の生涯にわたってこの不快なタンパク質の発現を追跡しました。

研究者たちが次にやったことは、体内で生成させた粗大タンパク質に対する動物の免疫システムの反応を追跡することでした。彼らがこんなひどいものを使ったのはそのためでしょう。彼らは本当にマウスの免疫システムに反応してもらいたかったのだと思われます。

科学者たちはELISA(酵素結合免疫吸着測定法)を使用して、Cry11Bb 特異的抗体の産生を経時的に測定しました。

これらは、科学者が動物の小さな体に強制的に作らせた恐ろしいタンパク質に対して動物が作った抗体でした。

この研究では、動物の体内に生涯存在していた DNA プラスミドに対するいかなる種類の免疫反応も追跡されませんでしたが、これは起こるはずでした。なぜなら、動物であれ人間であれ、体はプラスミド DNA、特に CpG モチーフと呼ばれるバックボーンに対して免疫反応を示すからです。

異なる時点での抗体価を比較するために統計分析を実施しました。

プラスミド DNA は、注射後 2年間、つまり死ぬまでマウスの筋肉で検出されました

筋肉の筋線維の約 70%が最初はプラスミド DNA と直接接触しており、21日目までに 20%が細胞内 DNAを示しました。

タンパク質の遺伝子発現は注射後 5日目にピークに達し、筋肉細胞の 40%が陽性染色を示しました。

発現は、注入後 3週間から 2年まで低いが一定のレベル (陽性細胞の 6%) で安定しました。

科学者たちはその後、このタンパク質に対する免疫反応を調べましたが、残念ながら DNA プラスミド自体に対する反応は調べませんでした。

おそらく彼らはプラスミドに対する免疫反応には興味がなかったか、あるいは哺乳類の体が DNA プラスミドの CpG モチーフと呼ばれるものに対して免疫反応を示すことを知らなかったのでしょう。

科学者たちは、注射後 119週間まで非常に高く持続的な抗体価が観察されることを発見しました。

抗体価は 3週間で高く、時間の経過とともにわずかに低下し続け、2年後も依然として有意でした。

2年間、そしてマウスが死ぬまで、粗大な Cry タンパク質に対する抗体は残っていました。なぜその遺伝子が「Cry」遺伝子と名付けられたのか不思議に思います。

統計分析により、異なる時間グループ間で抗体レベルに有意な差が見られ、最も高いレベルは注射後早期に観察されました。

今ではそれを回避する方法があり、プラスミド DNA と遺伝子発現はマウスの生涯にわたって持続します。

生物体内の DNA またはタンパク質の貯蔵庫の存在は、二次免疫または追加免疫として機能し、持続的な免疫反応に寄与したと考えられます。

次に、特に免疫系に何が起こるか、動物に DNA を注入した後、あらゆる種類の感染症で何が起こるか、体がどのように反応するか、そして、スパイクタンパク質について話すことさえせずに、他の予防接種や感染症など、他の事柄に対して免疫系が全体的にどのように反応するかを見ていきます。

続きはこちらからどうぞ。




イスラエルで流行しているウエストナイル熱の重症率と致死率が何だかすごい

流行そのものは、過去と比べて特に激しいわけではないように見えますが、106人の感染確認のうち 68人が入院、8人が死亡というのは、なかなかの迫力です。

7月2日のイスラエル保健省ウェブサイトより

gov.il

厚生労働省のページによると、発症率は低い病気のようです。

> 問い:ウエストナイルウイルスにかかった時はどのような症状がでますか。

答:ほとんどの人(約80%)は無症状です。感染した人のうち、2割程度がウエストナイル熱になると考えられており、発熱、頭痛、筋肉痛や、時に発疹、リンパ節の腫れが見られますが、症状は軽度です。ウエストナイル脳炎になり重症化すると、激しい頭痛、意識障害、痙攣、筋力低下、麻痺などを示します。 厚生労働省

うーん。




シンガポールで日本人が史上初めて「むち打ち刑」の判決を言い渡される

容疑は性的暴行だということで仕方ない気はするんですが(5年前の容疑)、シンガポールのむち打ち刑って、どんな感じなんでしょう。今回のシンガポールの判決では、むち打ちに加えて、禁固17年ということで、相当重い刑です。





性的暴行で38歳邦人男性にむち打ち刑 シンガポールで初 酔った女子大生にわいせつ行為

共同 2024/07/02

シンガポール高裁は1日、2019年に地元の女子大学生に性的暴行をしたとして強制性交罪などで日本人の元美容師の男(38)に禁錮17年6月、むち打ち刑20回の判決を言い渡した。

在シンガポールの日本大使館によると、日本人がむち打ち刑を言い渡されるのは初めて。

判決文や検察当局によると、男は19年12月の未明、シンガポールの繁華街で泥酔した20代の女子大生をタクシーで自宅に連れ帰り、エレベーターや自室でわいせつ行為や性的暴行をした。また、その様子を撮影し友人に送った。




「紅麹成分含むサプリ 入院492人・医療機関受診2221人に」という報道

むしろ話が拡大しているというこの現実。なあよお……麹ごときで何が起きるよ。こんなんだと、今後どんなサプリやお菓子でも出てくるぞ、ほんとに。





紅麹成分含むサプリ 入院492人・医療機関受診2221人に

TBS 2024/07/02

小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、厚生労働省は医療機関を受診した人の数が、おととい時点で2000人を超えたと発表しました。

小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリメントをめぐっては、摂取した後に死亡した人が新たに76人明らかになっていて、厚労省は小林製薬に対して因果関係を調査するよう指示しています。

厚労省はきょう、小林製薬から報告があった健康被害の状況について改めて公表し、おととい時点で、▼医療機関を受診した人が2221人に、▼入院した人が492人になったということです。

厚労省はこれまでこの人数について、小林製薬からの報告をもとに腎疾患の人のみを発表していましたが、今回から腎疾患以外の人も含んだ数を公表することにしたため、大幅に増加しています。

ただ、これらの人が実際にサプリメントを飲んだかどうかは確認中ということです。



鶏肉にも磁石がくっくつという投稿ですが…

「コロナワクチンの時の磁石の話題を覚えていますか?」というタイトルの投稿です。英語ですけれど、行っていることで、大体わかると思います。

この鶏肉の動画が本当なのかどうかもともかく、当時も、この「磁石」の問題は、周囲の個人的なことを含めて、本当に考えたものでした。

何しろ、一部の接種者には「本当に磁石が体にくっついちゃう」のですよ。

あれは何だったんだろう。



666の日に、超党派の国会議員でつくる「未確認異常現象解明議員連盟」が発足

少し前の話ですが、読者様が教えて下さいました。





「666悪魔の日」に超党派「UFO議連」発足…未確認異常現象の対応を政府に要請へ

日刊スポーツ 2024/06/06

超党派の国会議員でつくる「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」(会長・浜田靖一・自民党国対委員長)は6日、国会内で設立総会を開いた。

日本では未確認飛行物体は「UFO」と呼ばれるが、米国では安全保障上の観点から「未確認異常現象(UAP)」と呼ばれ、米国防総省やNASAに調査のための組織や研究チームが設立されるなど、単なる未確認飛行物体の問題にとどまらない取り組みが進んでいる。

日本でも同様の取り組みを行うよう政府に求めるために、今回の議連が立ち上がったもので、自民党の小泉進次郎元環境相や立憲民主党の原口一博衆院議員ら、超党派の国会議員が参加した。

会長の浜田氏は「世の中には分からないことがたくさんあるが、未確認異常現象解明議連ですので、分からないことを議論して解明していくことが重要。忘れがちだが、意外と海の中のことも知られていない。海の中のことも解明しないといけないが、お金が使われていない。こういうところにも予算配分をしていくことが極めて重要だ」と議連での議論の重要性を訴えた。

会合では、米情報機関に約20年在籍し、米国防次官補も務めたクリストファー・メロン氏がリモートで講演。「議連設立という1歩を踏み出したことを称賛したい。日米が協力し、潜在的脅威に対処し、真実を明らかにしていくことが重要だ」と述べた。

米国でも、UAPについて調査する組織の設立には議会側の対応が大きかったことや、米国側の現在の取り組みについて説明。「安全保障をめぐる環境はかつてない早さで変化しており、立法府のみなさんが果たす役割は大きい」とも訴えた。

一方、この日は令和6年6月6日で、新約聖書では「666」は「悪魔の数字」と呼ばれることから、ネット上では「悪魔の日」「恐怖の日」と話題になり、トレンドワードにもなっている。

そうした日に、未確認異常現象解明のための議員連盟が正式発足するという、偶然とはいえ、ちょっとオカルトめいた流れにもなった。