中国政府に批判的な論調で知られた香港アップル・デーリー紙の創業者が20年の拘禁刑を言い渡される

香港という場所が完全に中国の独裁政権下に入ったことを象徴する出来事かもしれません。アップル・デーリー紙は中国語では「蘋果日報」という新聞で、日本語でいえば、「りんご日報」でしょうか。廃刊される以前までは、中国のニュースを知るために、In Deep などでも記事を取りあげたことがありました。

それにしても、20年の拘禁刑…。アップル・デーリーの創業者の黎智英氏は現在 78歳ですので、事実上、刑務所で人生を終えることになりそうです。

独裁政権ってのはこういうものなんですよ。太陽周期と人間社会の研究をしていたロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士も、その研究がスターリンの逆鱗にふれ、シベリアに送られています(こちらの記事に少し書いています)。日本がこのようにならないといいですね。





香港「蘋果日報」創業者の黎智英氏に拘禁20年 国安法違反

AFP 2026/02/09


香港紙「蘋果日報(廃刊)」創業者、黎智英氏(2020年6月16日撮影)。

中国政府に批判的な論調で知られた香港紙「蘋果日報(アップル・デーリー、廃刊)」創業者、黎智英氏(78)が9日、外国勢力との共謀と扇動の罪で20年の拘禁刑を言い渡された。

判事らがまとめた文書には「黎被告の重大かつ深刻な犯罪行為を考慮した結果、本件における黎被告の刑期は20年とするのが相当であると裁判所は判断した」と記された。

このうち2年はすでに服役中の刑期と重複するため、実際にはさらに18年服役することになると判事らは記した。

これにより、国際的に非難された香港国家安全維持法(国安法)の下での裁判は一つの区切りを迎えた。