イランで天然ガスパイプラインが爆発。イラン当局はテロだと非難

 


イランで天然ガスパイプラインが爆発、当局者は「これは妨害行為だ」と語る

AP 2024/02/15

Blasts hit a natural gas pipeline in Iran and an official says it was an act of sabotage

2月14日早朝、イランの天然ガスパイプラインで爆発が発生し、イスラエルとハマスの戦争のさなかで中東での緊張が依然として高い中、当局者は爆発の原因は同国での「妨害行為とテロ行為」であると非難した。

詳細は明らかになっていないが、爆発はイラン西部チャハルマハル州とバフティヤーリ州から北にカスピ海沿いの都市まで延びる天然ガスパイプラインを直撃した。約1,270キロメートルあるパイプラインは、イランの南パルス沖合ガス田の拠点であるアサルイエで始まっている。

イランのガスネットワーク管制センターの責任者サイード・アグリ氏は、イラン国営テレビに対し、「妨害行為とテロ」行為により、線路の数カ所で爆発が起きたと語った。

アグリ氏は爆発の容疑者については言及しなかった。

イランのジャバド・オウジ石油大臣も国営テレビで、この攻撃を、1979年のイランイスラム革命記念日前後を含む、2011年に起きたガスパイプラインに対する一連の謎の引き取り手のない攻撃と比較した。イランは 2月11日に革命45周年を迎えた。

過去には、イラン南西部のアラブ分離主義者らが石油パイプラインに対する攻撃を主張していた。しかし、イラン国内の他の地域でそのようなインフラに対する攻撃が行われることはまれだ。