以前、「インド最大の金属精錬所で、史上初めて銀の在庫が枯渇」という報道をご紹介しましたが、英国でも実物の銀が枯渇している報道もありました。世界的にどの程度の状況なのかを聞いてみました。
日本や中国では、いわゆる銀行という漢字は「銀を取り扱う」という意味で、金は財産であり、銀は日常での通貨の意味合いがあっての言葉だったようです。
ちなみに、仮に枯渇しているからといって、銀価格の上昇と直接関係するという話ではないです。太字はオリジナルのままです。
質問:実物の銀が枯渇しているというのは本当でしょうか?
Grok の回答:
はい、本当です。2025年現在、銀の市場では供給不足が深刻化しており、特に実物の物理銀の在庫が急速に減少しています。これは一時的なものではなく、2021年以来の構造的な問題で、2025年も5年連続で需要が供給を上回る見込みです。以下で、信頼できるデータに基づいて詳しく説明します。主な原因は産業需要の爆発的増加で、太陽光パネル、EV、AIデータセンターなどのグリーンエネルギー・ハイテク分野が銀を大量消費しているためです。
銀市場の現状:供給 vs 需要のデータ
Silver Institute(銀業界の権威機関)の2025年報告書によると、グローバルな銀市場は以下のような状況です。需要が供給を上回る「deficit」が続き、在庫が枯渇寸前となっています。

・枯渇の証拠:
・ロンドン金地金市場協会(LBMA)で、2025年10月に物理銀の在庫が急減し、ほぼ「空っぽ」に。インド最大の精錬所(MishTalk報告)で史上初の銀枯渇が発生。
・リースレート(銀を借りるコスト)が通常0.3-0.5%から40%超に急騰。これは物理銀の極端な不足を示す指標で、トレーダーが即時入手に必死になっている証拠。
・COMEX(NY商品取引所)の在庫は2025年10月16日週だけで2,000万オンス減少(25年ぶりの大規模引き出し)。
なぜ枯渇が起きているのか?
・需要の爆発: 銀は最高の導電性を持つ金属で、電子機器・太陽光パネル(1枚に20g必要)・EVバッテリーで不可欠。2025年の産業需要は過去最高を更新し、太陽光分野だけで年間供給の85-98%を消費する可能性(UNSW研究)。インドの投資・祝祭需要も供給を圧迫。
・供給の限界: 銀生産は他の金属の副産物が主で、価格上昇だけでは増産しにくい。2025年の総供給は11年ぶり高水準だが、需要に追いつかず。リサイクルは増えているが、精錬所のバックログ(遅延)で効果薄。
・地政学的要因: 米トランプ政権の関税懸念で銀がNYに大量移送(ロンドンから)。中国・インドの輸入急増でグローバルチェーンが混乱。
影響と今後の見通し
・価格への影響: 2025年、銀価格は年初から+63%上昇し、$50-54/オンスの史上最高値を記録(10月)。ただし、紙市場(futures)の投機売りで一時下落も、物理不足が本質。
・消費者・産業への影響: 電子機器・太陽光パネルの価格上昇。インドではETF新規購読停止、宝石店でプレミアム10%超。
・予測: Bank of Americaは2026年末に$65/オンスを予想。供給不足は2026年も続き、在庫枯渇が「シルバー・スクイーズ」(供給絞り上げ)を引き起こす可能性大。ただし、新鉱山開発で中長期的に緩和の兆し。
まとめると、実物の銀は確かに枯渇し始めていて、2025年は深刻な供給危機の年です。投資家は物理保有を検討する価値ありですが、価格変動が激しいのでご注意を。