スウェーデンの倒産件数が過去最高に

 


破産件数が記録的な水準に急増 – 「90年代の雰囲気が出始めている」

tn.se 2023/08/03

Konkurserna skenar till rekordnivåer – “Börjar få 90-talsvibbar”

スウェーデンの倒産件数は 6月に過去最高を記録しており、このマイナス傾向は現在も続いているようだ。

現在、建設業界は職人不足と頭脳流出を警告している。「我々は 90年代のシナリオを懸念している」と国家エコノミストの Johan Deremar 氏は語った。

スウェーデンでは 6月に約 800社が倒産した。12カ月の期間で計算すると、この数字は 7,153人で、統計会社インフォスタットによると、パンデミック中の 2020年4月の、それまでの最高の記録だった 7,030人よりも高い。

インフォスタット社のマーケティングマネージャーのーテン・リンドバーグ氏は、「通常よりも速いペースで増加していることを示している」と述べる。


倒産した企業の数の推移。

とりわけ、ホテル・レストラン業界や建設業界が影響を受けている。モーテン・リンドバーグ氏によると、破産の原因は家計の購買力の低下だという。

現時点ではマイナスからプラスに転じる明らかな兆候は見られない。また、住宅費の高騰を大いに心配する人が増えていることもわかる。

ヴァイデッケ社のコマーシャルディレクター、レナート・ワイス氏は、スウェーデンの建設業危機は長期化すると警告している。住宅着工件数はこの 1年で大幅に減少した。しかし、2024年はさらに悪化する可能性があると述べる。

現在の建設業危機は少なくとも 2026年まで続くだろうとワイス氏は言う。