(※) ここに出てくるオーストラリアの治療用品管理局(TGA)は現在、集団訴訟を起こされています。以下の記事で取り上げました。
[記事] オーストラリアで、500人が参加する世界最大のコロナワクチン集団訴訟が始まる
In Deep 2023年4月30日
オーストラリアでイベルメクチンの制限が解除された
Epoch Times 2023/05/03
オーストラリアの開業医たちは、国の治療用品当局による新しい規則の下で、適応以外の病気でも (※ 疥癬などの正式な適応疾患以外でも) COVID-19 に対してイベルメクチンを処方できるようになった。
治療用品管理局(TGA)は 5月 3日、経口イベルメクチンの処方が皮膚科医、消化器内科医、感染症専門医などの専門家に限定されなくなると発表した。
2023年 6月1日から発効するこの動きは、オーストラリアで COVID-19 に対するワクチン接種率とハイブリッド免疫率が高い中で行われ、個人によるイベルメクチンの使用が公衆衛生を損なう可能性は低いと TGA は声明で述べている。
インド、ブラジル、アフリカなどの国ではイベルメクチンが定期的に投与されているが、TGA は、イベルメクチンが COVID-19 の有用な薬ではないことをほとんどの研究が示しているため、承認されたワクチンと治療法が依然として好ましい選択肢であると述べている。
「多数の臨床研究で、イベルメクチンが COVID-19 患者の転帰を改善しないことが実証されています」と TGA の声明は述べた。
「世界保健機関を含む世界中の多くの同様の機関は、COVID-19 の予防または治療のためにイベルメクチンを使用しないよう強く勧告しています」とした。
しかし、すべてのリスクを検討した結果、TGA は制限を撤廃する必要があると結論付けた。
「医療専門家がイベルメクチンを高用量で処方したり、COVID-19 に対して使用したりするリスクは低い」と TGA は述べた。
予防接種の受け入れに対する脅威であったため、イベルメクチンは禁止された
オーストラリアは、2021年 9月に一般開業医によるイベルメクチンの処方を禁止した。
「この懸念は、COVID-19 の薬を処方された人が、自分自身が保護されていると信じてワクチン接種を受けず、症状が現れた場合に適切な医療を求めない可能性があることでした」と TGA による最終決定の通知は述べている。
「これは、この目的のためにイベルメクチンを使用している個人へのリスクだけでなく、病気の蔓延を通じて地域社会に重大なリスクをもたらすでしょう」と述べていた。
彼らは、イベルメクチンは「信頼できないソーシャルメディアの投稿」での使用が推奨されており、過剰摂取や誤用のリスクを高めていると言った。
しかし、 2020年 4月に発表されたオーストラリアのモナッシュ大学による査読付き研究では、 イベルメクチンが 48 時間で細胞内の SARS-CoV-2 を除去できることが実証された。
10年以上にわたりさまざまなウイルスでイベルメクチンを研究してきたこのチームは、イベルメクチンの投与が SARS-CoV-2 ウイルスの細胞内での増殖を阻止できることを発見した。