地球で観測される「宇宙線」の量が、過去20年で最低レベルにまで低下

フィンランドのオウル大学にある宇宙線観測ステーションのデータです。ここは1964年から宇宙線の観測を続けています。

1964年から2024年までの宇宙線量の観測値

cosmicrays.oulu.fi

宇宙線量は太陽活動と逆相関の関係を持っていまして(太陽活動が弱いと宇宙線の量が増え、強いと少なくなる)、そして、宇宙線量は「地球の雲の量」と、正の相関を持ちます(宇宙線量が多いと雲が多くなる、宇宙線量が少ないと雲は少なくなる)。

ですので、現在の太陽活動は、20年以上ぶりの強さということも示唆しているかもしれません。また、地球全体として「雨が少なくなる」という傾向も出てくると思います(局所的な大雨とは関係のない全地球規模の話です)。

これについては、In Deep の 2016年の記事「「雲の生成は宇宙線によるもの」という説が25年にわたる観測の末に「結論」づけられる」にあります。




那覇市職員で30日以上休んでいる長期離職者が過去最多に

記事では「メンタル不調で」としているのですが、いろいろな理由なのかしれません。どの国でも、2021年以降、病気による長期の仕事の離脱者が増えています。

2015年〜2024年2月の英国の病気による経済活動停止率

BDW





那覇市職員、メンタル不調で93人休職 「業務に対する不安」などが原因 2023年度、過去最多タイ

沖縄タイムズ 2024/06/14

メンタル不調(精神疾患)により30日以上の休暇や休職をしている那覇市職員が2023年度に93人に上り、統計を開始した16年度以降、22年度に続き過去最多となったことが13日、分かった。

発症原因は部署異動などによる「業務に対する不安」が最も多く、次いで「職場での人間関係」の悩みなど。

30日以上休んでいる職員数は年々増加傾向で、21年度は77人だったが、22と23年度はそれぞれ93人と急増。19年度は71人、20年度は76人だった。13日の同市議会6月定例会で、金城亮太議員の一般質問に島袋久枝総務部長が答弁した。

復職支援を行う担当者によると、休職者数はコロナ禍後から増えており、新型コロナ対応による業務の変動や業務量の増加、人間関係の希薄化などが要因と推測している。市では保健師が休職者の現状把握を行い、復職支援に取り組んでいる。



2023年のアメリカの医療費の伸び率がGDPの伸びを上回る

日本円で750兆円とかです。病的な世界ではあります。

多くの国で、2021年あたりから「長期の体調不良」の人々の数が大変なことになっていまして、以下は、イギリスの例で、アメリカの正確なデータはわかりませんが、同様のことになっているのだと思います。そりゃ医療費も伸びますよ。

英国の2016年 – 2023年10月の新規神経障害請求の超過の推移

BDW





2023年の米医療費、7.5%増の4.8兆ドル GDPの伸び上回る

ロイター 2024/06/13

米連邦政府は12日、2023年の米国の医療費は4兆8000億ドル(約755兆円)に達したとの見方を示した。伸び率は7.5%になり、国内総生産(GDP)の伸びを上回った。

メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)のデータによると、低所得層向けの公的医療保険「メディケイド」と民間医療保険の費用が特に増加し、保険加入者の割合は93%と歴史的水準に急上昇した。

メディケイドの加入者は9120万人と、過去最高を記録した。

高齢者向け公的医療保険「メディケア」の費用は8.4%増の1兆ドル、メディケイドは5.7%増の8520億ドルだった。民間医療保険の費用は1.1%増の1兆4000億ドルだった。

23年の一人当たりの医療費は推計1万4423ドル。24年は1万5074ドルに増える見通し。

医療費は23年から32年の間に年平均5.6%増加し、同期間のGDP伸び率平均の4.3%を上回ると予想されている。




子宮頸がんワクチン「ガーダシル」の添付文書より。接種した女性の2.3%が半年後に自己免疫疾患を発症

このガーダシルに関しては「妊娠維持と生殖機能」に関して、3年前ほど前に、メルク社の臨床データを調べたことがあります。こちらの記事にあります。ワクチン添加物のポリソルベート80について調べていたときのことでした。

それはもう、胎児の喪失率が 40%近くという、ひどい結果だったのですけれど、X の投稿で、「自己免疫疾患」に関して投稿されている方がいらっしゃいまして、以下のように「半年後の自己免疫疾患が 2.3%」という、これもひどい結果が示されていました。


usotsukibakari

最近、「長崎大学が、すべての女子学生対象に来月から子宮頸がんワクチンの集団接種へ」という報道がありましたけれど、2.3%って、100人に 2人とか 3人ですよ。 1000人なら 20人とか 30人です。

もはや何とも言えません。



モスクワ証券取引所がドルとユーロの取引を停止





モスクワ取引所は6月13日からドルとユーロの取引を停止。「店頭市場での取引は継続する」

RT 2024/06/12

«Сделки продолжат совершаться на внебиржевом рынке»: Мосбиржа приостановит торги долларом и евро с 13 июня

6月13日以降、モスクワ取引所は米ドルとユーロの取引を中止する。この決定は、米国による制裁を背景に取引所の管理者によって行われた。

6月12日、アメリカ財務省は制裁リストの拡大を発表し、ロシア国内外の 300以上の個人および法人を制裁に追加した。特にこのリストには、モスクワ取引所と立会場での外国為替取引の仲介役を務める国立清算センター(NCC)が追加された。

実際、vに対する規制により、ロシア連邦ではドルとユーロの為替取引が不可能になっている。

「米国による制限措置の導入により、為替取引と米ドルおよびユーロでの受渡商品の決済が停止されました。米ドルとユーロとの取引は、店頭市場では引き続き行われます」とロシア中央銀行は述べた。

現在、ドルとユーロのルーブルに対する公式為替レートを決定するために、中央銀行は銀行取引明細書とデジタル店頭取引プラットフォームから受け取った情報を使用する予定です。この手順は、 国立清算センターに対する制裁のリスクが最初に生じた 2022年の秋に規制当局によって策定された。

制裁の発動はロシア指導部にとって驚くべきことではなく、同国当局は制裁の準備ができていたと金融アナリスト・リスク管理者組合の監視委員会のメンバーであるアレクサンダー・ラズバエフ氏が RT に語った。

それにもかかわらず、「 1995年以来運営されてきた外国為替市場が実質的に存在しなくなった」ため、状況は依然として極めて深刻だ。

「ロシアはついにドルとの結びつきを放棄しました。米国によるこの制裁は我が国の対外貿易に直接関係しています。輸出入業者にとって通貨の売買はさらに困難になるでしょう。同時に、ロシア人にはまだドルとユーロを両替する機会がありますが、近い将来、市場はおそらくパニックに陥り、レートが急騰する可能性があります」とラズバエフ氏は付け加えた。




プロトンポンプ阻害薬の長期服用は、高齢者の「転倒と骨折」を増加させる

プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、強力に胃酸を抑制する薬で、かなり処方されているものですが、胃ガンを大幅に増加させることがわかっており(記事)、また、偏頭痛の発生確率の大幅な上昇と関係している(記事)ことなどがわかっています。

今回、骨折や転倒と関係していることも知りました。





長期プロトンポンプ阻害薬療法と高齢女性の転倒および骨折

PubMed 2014/11

Long-term proton pump inhibitor therapy and falls and fractures in elderly women: a prospective cohort study

概要

プロトンポンプ阻害薬(PPI)は高齢者に広く使用されているが、最近の複数の研究で、長期の PPI 療法は高齢者の骨折と関連していることが示唆されている。

しかし、そのメカニズムは不明のままだ。

私たちは、高齢の閉経後女性の縦断的人口ベースの前向きコホートの事後解析において、1年以上の長期 PPI 療法と骨構造、転倒、バランス関連機能などの骨折リスク因子との関連を調査し、高齢の閉経後女性の転倒に関する 2つ目の前向き研究で結果を再現した。

長期の PPI 療法は、転倒および骨折関連入院のリスク増加と関連していた。

再現研究では、長期の PPI 使用は、自己申告による転倒のリスク増加と関連していた。

長期 PPI 療法と骨構造との関連は認められなかったが、転倒恐怖による屋外活動の制限や屋内活動の制限、めまい、足のしびれなどの質問票評価による転倒関連指標、およびTUGテスト(動的バランス・歩行・敏捷性などを複合的に診るテスト)や閉眼ロムベルグ試験(目を閉じて直立して行う振動感覚試験)などの客観的臨床測定は、長期 PPI 使用者ではすべて有意に低下していた。

長期 PPI 使用者は非使用者よりもビタミンB12値が低い傾向もあった。

すでに骨折リスクが高い高齢女性における骨折リスクの上昇は、骨構造の損傷ではなく、転倒リスクの増加と転倒を介して媒介されているようであり、長期の PPI 療法を処方する際には慎重に考慮する必要がある。



キシリトールは、心臓発作や脳卒中、血栓のリスクと関係するという論文

ちなみに、厚生労働省は、キシリトールを「毎食後」摂取することを推奨しています。

> むし歯予防のためには、キシリトールが50%以上配合されているガムまたはタブレット5~10gを毎食後に摂取し、これを継続するとよいといわれています。 厚生労働省





キシリトールは血栓形成を促進し、心血管リスクと関連している

academic.oup.com 2024/06/06

Xylitol is prothrombotic and associated with cardiovascular risk

結果

初期の非標的メタボロミクス研究では、暫定的にキシリトールとされたポリオールの循環レベルが、主要な心血管事象(MACE)の 3年間の発症リスクと関連していた。

その後のキシリトールに特異的な安定同位体希釈 LC-MS/MS 分析により、主要な心血管事象の発症リスクとの関連が確認された。

補完的なメカニズム研究では、キシリトールが、空腹時血漿で観察されるレベルで、血小板反応性および生体内血栓形成の複数の指標を増強することが示された。

介入研究では、キシリトールで甘味料を添加した飲料の摂取により、すべての被験者において血漿レベルが著しく上昇し、血小板反応性の複数の機能的指標が増強された。

結論

キシリトールは主要な心血管事象の発症リスクと関連している。さらに、キシリトールは生体内で血小板反応性と血栓形成の可能性を高めた。キシリトールの心血管安全性を調べるさらなる研究が必要だ。