米国には兵器の生産に不可欠なレアアースがあと2カ月分しか残っていない模様




中国からの報道によると、米国にはあと2か月分のレアアースしか残っていないようだ

oilprice.com 2026/03/23

Chinese Publication Claims U.S. Has Two Months of Rare Earths Left

米国はイランとの紛争激化に伴い、すでに数百発のミサイルや精密誘導兵器を発射しており、この空爆作戦にはわずか数週間で数十億ドル相当の最新鋭軍事装備が費やされている。

しかし、中国や欧米メディアで流れている新たな警告によると、これらの兵器の生産に必要な資材が危険なほど不足している可能性があるという。

サウスチャイナ・モーニング・ポストとロイターの報道によると、供給途絶が深刻化した場合、ワシントンが防衛産業向けに利用できる特定のレアアースの在庫は、数週間から数か月分しか残っていない可能性があるという。

希土類元素は、ミサイル誘導やドローン推進システムからレーダーシステム、戦闘機の電子機器に至るまで、現代の軍事システムのあらゆる部分に組み込まれている。

「20世紀のサプライチェーンでは、21世紀の戦争を戦うことはできません」と、REalloys 社の CEO であるリピ・シュテルンハイム氏は述べた。「現代の兵器は、調達が難しく、加工が難しく、在庫が逼迫し始めると補充が困難な材料に依存しているのです」

REalloys 社は、北米における希土類金属サプライチェーンの再構築に取り組んでいる数少ない企業の1つであり、希土類酸化物を磁石メーカーや防衛関連企業で使用される金属や合金に加工している。

たとえイランとの戦争の真っ只中ではなく、開戦後わずか 2日間で 56億ドル (約 9000億円)もの費用がかかったと報じられている状況でなかったとしても、アメリカの国防と防衛産業全体にとってはまさに瀬戸際だ。

この脆弱性は新しいものではない。米国は何十年にもわたり、希土類元素の加工・金属化能力の多くを海外に移転させてきたため、原材料を先端技術に使用される金属や磁石に加工するサプライチェーンの各段階は中国に支配されてきた。

今日でも、西側諸国の防衛システムで使用される希土類元素の多くは、依然として中国の加工施設を経由している

米国防総省は、2027年の期限までに、中国産希土類元素を使用した磁石を米国の兵器システムで使用することを禁止するため、この依存状態を解消しようと急いでいる。