アメリカの住宅市場価格が、2008年以来最大の下落

 


米国の住宅市場が、2008 年以来最大の 2.3 兆ドルの価値の下落

FOX NEWS 2023/02/24

US housing market sees $2.3T drop in value, biggest since 2008

不動産仲介会社レッドフィン社の新しいレポートによると、アメリカの住宅価格が暴落しており、米国の住宅市場は、 2008年以来最大の下落に見舞われた。

レッドフィン社によると、米国の住宅の総価値が 2022年6月の 47.7兆ドル (約 6400兆円)という過去最高値から、年末には 45.3 兆ドル (約 6100兆円)にまで落ち込み、2.3兆ドル (約 320兆円)の減少、または4.9%減少した。

これは、6月から 12月にかけて住宅価格が 5.8%下落した 2008年の金融危機以来、 最大の下落率を示している。

COVID-19 パンデミックの間、アメリカの住宅価格は 1970年代以来見られなかったペースで急騰し、住宅ローン金利は記録的な低水準に近づいた。

景気刺激策の現金であふれ、パンデミックの間に、より多くのスペースを切望していた住宅購入者たちは、郊外に群がった。

需要が非常に強く、在庫が非常に少なかったため、市場の最盛期には、一部の買い手が住宅の検査と評価を放棄したり、提示価格よりも数十万ドル多く支払ったりしていた。

その後、連邦準備制度理事会が 1980 年代以来最も積極的な利上げキャンペーンに着手したとき、不動産の狂乱は止まった。

住宅ローン金利は 11月に記録された 7.08% のピークから低下したが、最近ではその傾向が逆転し、金利上昇の懸念の中で上昇し始めている。 データによると、今週、30年固定住宅ローンの平均金利は 6.5% に上昇した。

これは、金利が 3.92% 前後で推移していたわずか 1 年前よりも大幅に高いままだ。

消費者がここ数年で最も高い住宅ローン金利に直面したため、住宅購入者の需要は枯渇し、住宅価格をさらに圧迫した。レッドフィン社によると、1月に販売された住宅の中央値は 383,249ドル (約5200万円)で、2022年5月のピーク時の 433,133ドル (約5900万円)から 11.5% 下落した。

以前の金融危機との違いは、今回はおそらくすぐには改善されないということだ。