[米カンザス州で異常な猛暑、畜牛2000頭死ぬ]という報道

 

(※) なお、カンザス州はアメリカ最大の小麦生産地域のひとつでもあります。この報道からですと、干ばつがさらに進行している感じもいたします。

[参考記事] アメリカで小麦生産量が最も多いカンザス州やテキサス州の冬小麦収穫が雨不足により過去最低レベルになる見通し (地球の記録 2022/03/22)


米カンザス州で異常な猛暑、畜牛2000頭死ぬ

日刊スポーツ 2022/06/17

米カンザス州南西部で、猛暑のために死んだ畜牛が少なくとも2000頭に上っている。州当局者は、気温や湿度が高くほぼ無風だったために、牛たちが暑さをしのぐことができなかったとCNNに語った。

死んだ畜牛の数は、州に死骸廃棄の支援を求めた施設からの連絡で明らかになった。

カンザス州南西部では10日~11日にかけて気温が急上昇し、ほぼ一晩中、異常な蒸し暑さが続いた。風はほとんどなく、夜間の最低気温は21度前後までしか下がらなかった。このため同地の畜牛が熱中症になったとカンザス州家畜協会のスカーレット・ハギンズ氏は話す。

牛たちは急激な変動に耐えられなかったとハギンズ氏は説明し、「この時期は熱中症が懸念されるので、生産者は猛暑を前に、余分な水を用意して給餌スケジュールや分量を変え、スプリンクラーを導入するなどあらゆる対策を講じる」と話している。