中国の出生率が過去最低に
japantimes.co.jp 2026/01/19
China’s birth rate falls to lowest on record

中国の出生率が昨年、過去最低を記録したことが月曜日(2026年1月18日)に発表された公式データで明らかになった。人口減少抑制の取り組みにもかかわらず、同国の人口は 4年連続で減少している。
同国は、制限的な「一人っ子政策」の廃止にもかかわらず、過去 10年間で出生率が半減し、現在、人口危機の脅威にさらされている。
中国当局は月曜日、昨年の出生数はわずか 792万人で、人口 1000人あたり 5.63人だったと発表した。
これは、中国国家統計局(NBS)が統計を開始した 1949年、共産党の指導者毛沢東が中華人民共和国の建国を宣言した年以来、最低の出生率となった。
国家統計局のデータによると、2025年の出生数は 162万人減少し、前年比 17%減となる。中国の人口も昨年は 2024年比で 339万人減少し、2022年に始まった年間減少が継続している。
政府は急速に進む人口高齢化に対処するため、育児補助金を支給したりコンドームに課税したりして、結婚率と出生率の向上に躍起になっている。
中国国家統計局のデータによれば、2025年の死者数は 1131万人で、死亡率は 1000人あたり 8.04人となり、1000人あたり 2.41人の人口減少につながるという。
結婚率も記録的な低水準にあり、多くの若い中国人夫婦が、高額な養育費やキャリアへの懸念から出産をためらっている。
当局は、出産促進を目的とした一連の施策で、出生率の低迷に対処しようと試みてきた。1月1日に施行された全国的な保育補助金制度では、3歳未満の子供 1人につき年間約 500ドル (約 8万円)相当の補助金が支給される。また、当局は昨秋から公立幼稚園の保育料を免除している。
世界銀行のデータによると、政府の傾向反転の努力にもかかわらず、中国は 2023年、出生率が日本に次いで最も低い上位 10カ国にランクインした。
中国の若者の多くは、こうした対策は問題解決には不十分だとして、あまり関心を寄せていない。
全体的に、中国は COVID-19 パンデミックからの力強い経済回復を維持するのに苦労している。
当局は月曜日、2025年の経済成長率が公式目標を達成し 5%になると報告した。しかし、エコノミストらは、成長は主に好調な輸出によるもので、国内消費の低迷を覆い隠していると警告した。