「なんとなく休む」若者71万人に…韓国・就職氷河期の再来か
KOREA WAVE 2026/01/15

「特に理由もなく、ただ休んでいる」――そんな20〜30代の若者が韓国で急増している。統計庁が2025年11月に発表した雇用動向によると、就職や進学、育児といった明確な理由がないまま「休んでいる」と答えた若者が71万9000人に上った。この数は、関連統計が始まった2003年以来、同月としては過去最多だ。
韓国銀行は「若年層の“なんとなく休む”傾向が長期化すると、就労意欲の低下を招き、将来的な労働力の損失につながる」と警鐘を鳴らしている。
韓国では15歳以上の人口のうち、就業しておらず、求職活動もしていない層を「非経済活動人口」と分類している。その中でも、「ただ休んでいる」人々は、病気や障害があるわけではなく、何らかの理由で働いていない人を指す。
2025年11月の「休業者」は124万人で、前年同月比5.1%の増加。非経済活動人口全体に占める割合としても上昇傾向にある。特に20代で40万5000人、30代では31万4000人が「休業者」となっており、両者を合算すると約72万人。30代では過去最多を記録した。
統計庁の別の調査では、「なぜ休んでいるのか?」という問いに対し、15〜29歳の30.8%、30〜39歳の27.3%が「希望する仕事が見つからない」と答えている。いわば「職のミスマッチ」による休業状態といえる。
一方で、休業の理由には「契約満了」「前職の休業・廃業」「体調不良」なども含まれるが、若年層では「次の仕事探しの準備」や「就職の難しさ」が主な要因となっている。