韓国の検察が、元大統領に反乱の主導で「死刑」を求刑





韓国、尹前大統領の戒厳令発動に対して死刑を求刑

zerohedge.com 2026/01/14

South Korea Seeks Death Penalty For Ex-President Yoon’s Botched Martial Law Attempt

聯合ニュースによると、韓国の特別検察官は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)元大統領の反乱裁判で死刑を求刑した。尹氏は「反乱の首謀者」として告発されており、ソウルの裁判所で最終弁論が行われた 。

2024年12月、尹氏は韓国に戒厳令を敷こうとした が、わずか数時間で失敗に終わり、国は政治的混乱に陥った。尹氏はその後まもなく国会で弾劾され、裁判を待つ間逮捕された。

死刑を求めるのは非常に厳しいように思えるが、実際には韓国の刑法に則っており、反乱を主導した場合は死刑、重労働を伴う終身刑、強制労働を伴わない終身刑の 3つの刑罰が科せられる可能性がある

検察は、戒厳令を覆そうとしている国会議員らが国会議事堂に入るのを阻止するため、大統領が軍と警察に国会を封鎖するよう命じたと主張している。

だが、重要なのは、韓国は 1997年以降死刑を執行していないということだ。

したがって、もし尹氏が最終的に処刑されれば(おそらく何らかの長期にわたる控訴手続きになるだろうが)、現職および将来の指導者たちに、ぞっとする強いメッセージを送ることになるだろう。

1980年から 1988年まで大統領を務めた全斗煥元大統領は、1979年の軍事クーデターと 1980年の光州事件の暴力的鎮圧における役割に起因する反逆罪、大逆罪、汚職の罪で 1996年に死刑判決を受けた。

その後、最高裁判所を含む控訴裁判所によって終身刑に減刑された。最終的には 1997年、「国民和解」の一環として、当時の金泳三大統領によって恩赦が与えられた。

そして、2010 年代にかけて、次のようなことが繰り返されました。

・全氏の後継者である盧泰愚氏は、1996年に反逆罪と汚職罪で裁判にかけられた。当初は懲役 22年の判決を受けたが、後に 17年6ヶ月に減刑された。全氏と同様に、盧氏も 1997年に恩赦を受けた。

・2008年から 2013年まで大統領を務めた李明博(イ・ミョンバク)元大統領は、汚職と職権乱用で有罪判決を受け、懲役 15年の刑を宣告された。その後、2022年に尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領によって恩赦を受けた。

・2013年から 2017年まで大統領を務めた朴槿恵(パク・クネ)大統領は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏と同様に弾劾された。尹錫悦氏は 2018年に汚職容疑で懲役 24年の判決を受け、2021年に文在寅(ムン・ジェイン)大統領によって恩赦を受けた。

だからこそ、20年以上前に比べるとここ数年で韓国の政治体制はいくらか安定していたにもかかわらず、尹氏による戒厳令の宣言は韓国国民、そして西側諸国に大きな衝撃を与えたといえる。

検察側は弁論の中で、元大統領の行動は「独裁と長期統治を狙った権力欲」に駆り立てられたと主張した。彼らは法廷に対し、「本件における暴動の最大の犠牲者はこの国の国民である」と述べた。

量刑にあたり酌量すべき情状はなく、厳重な刑罰を科さなければならない」と検察は述べた。