フランシスコ教皇は長期にわたる呼吸器系の危機により危篤状態にあり、高流量の酸素を必要としている
AP 2025/02/23
Pope Francis is in critical condition after a long respiratory crisis, requiring oxygen at high flow

バチカンは、フランシスコ法王が肺炎と複雑な肺感染症の治療中に長期にわたる喘息性呼吸器疾患に罹患し、 2月22日に危篤状態にあると発表した。
意識は保たれている 88歳の法王は、呼吸を助けるために「高流量」の酸素投与を受けた。また、血液凝固に必要な血小板数が少ないことが検査で判明したため、輸血も受けたとバチカンは最新の情報で明らかにした。
「教皇の容態は引き続き危篤状態にあり、21日に説明したとおり、教皇は危険から逃れたわけではない」と声明は述べた。
教皇が 2月14日に入院して以来、文書による声明で教皇の容態を説明する際に「危篤」という言葉が使われたのはこれが初めてだった。
声明ではまた、法王は「昨日よりも痛みが増しているものの、意識はあり、一日中アームチェアで過ごした」とも述べている。医師らは「予後はまだ不確定」だとして、予後を明かすことを拒んだ。
医師は、フランシスコが直面する主な脅威は敗血症の発症だろうと警告している。
敗血症は肺炎の合併症として起こり得る重篤な血液感染症だ。法王の医療チームは法王の容態に関する最初の詳細な報告の中で、22日の時点で敗血症の兆候はなく、服用しているさまざまな薬に反応していると述べた。
22日の血液検査で、血小板数が少ないことが判明した。これは血小板減少症または血小板減少症と呼ばれる症状だ。
血小板は血液中を循環する細胞のような断片で、血栓を形成して出血を止めたり傷の治癒を助けたりする。米国立衛生研究所によると、血小板数が少ない原因は様々で、薬の副作用や感染症もその一つだ。
慢性肺疾患を患い、冬場は気管支炎になりやすいフランシス教皇は、1週間続いた気管支炎が悪化したため、2月14日からジェメッリ病院に入院している。