フランス上院が年金改革を可決

[参考記事] フランス全土で、年金改革に反対するストライキに120万人が参加。多くの交通、ガソリン輸送、ゴミの収集等が停止。労働組合は「無期限でやる」と
地球の記録 2023年3月8日

(参考報道) パリの街頭に生活ごみが堆積、年金改革反対デモの影響 (CNN 2023/03/12)


フランス上院が物議を醸す年金改革を可決

SPUTNIC 2023/03/12

France’s Senate Passes Controversial Pension Reform

物議を醸しているこの法案は、フランス人労働者の法定退職年齢を 62歳から 64歳に引き上げるものであり、この計画に対するフランス全土での大規模な抗議にもかかわらず、 マクロン大統領にとって大きな勝利だ。

3月12日、フランス議会上院は、フランス国民の退職年齢を 2年引き上げる物議を醸す改革法案を可決した。上院は 195票対 112票で法案を可決した。この法案は、合同議会委員会 (CMP) に送られ、その後、議会の議場が法案に対して個別に投票する。

法案は、2023年9月から定年年齢が 64歳に達する 2030年まで、年 3か月ずつ段階的に定年年齢を引き上げる計画だ。

エリザベス・ボルン首相はツイッターに、「何百時間もの議論の後、上院は年金改革案を採択した。これは、年金制度の将来を保証する改革を実現するための重要なステップだ」と書いた。

3月11日、368,000人を超える抗議者たちが法案に抗議するためにフランスのさまざまな都市を行進したが、当局は、100 万人近くになると予想していた。

マクロン氏と彼の政府は法案を擁護しており、退職年齢を引き上げ、完全な年金の要件を強化することで、システムが赤字に陥ることを防ぐことができると主張している。