イタリア、犯罪対策以外は顔認識技術を禁止
reuters.com 2022/11/15
Italy outlaws facial recognition tech, except to fight crime
イタリア政府は、11月14日、顔認証と「スマートグラス」の使用を禁止した。イタリアのデータ保護庁は、この技術の実験を行っている2つの自治体を非難した。
生体認証データを使用した顔認識システムは、特定の法律が採択されるまで、または少なくとも来年の終わりまで許可されないと、イタリアのプライバシー監視機関は述べている。
例外は、そのようなテクノロジーが司法捜査や犯罪との戦いで役割を果たす場合のみだ。
「モラトリアムは、比例性の原則に従って、顔認識に関連する資格要件、条件、および保証を規制する必要性から生じる」と、当局は声明で述べた。
欧州連合とイタリアの法律の下では、公的機関がビデオデバイスを使用して個人データを処理することは、公共の利益に基づいて一般的に許可されており、公的機関の活動に関連している場合に限られ使用される。
ただし、それらを使用したい地方自治体は、中央政府の代表者と「都市安全保障協定」を結ぶ必要があると付け加えた。
同機関は、当局が顔認識に基づく技術の使用を開始すると述べたイタリア南部の都市レッチェで講じられた措置に対応した。
レッチェ市は、採用されたシステム、その目的と法的根拠、および監視デバイスがアクセスするデータベースのリストの説明を提供するよう命じられた。
プライバシー監視機関は、地元警察が車のナンバープレートを認識できる赤外線スーパーグラスを装備する予定だったトスカーナの都市アレッツォも標的にした。