病院経営は今大変ですので(自治体病院の86%が経常赤字、大規模急性期病院では9割超が経常赤字)、ある程度の理解はしますけれど…。
43%の医師が「退院可能な患者を入院させたままにしたことがある」と回答
日経メディカル 2026/01/05
経営状況の悪化に伴い、不必要な入院の受け入れや入院期間を延ばすことで病床稼働率を維持しようとする病院があることが指摘されている。
しかし、実際の入退院判断の背景には、様々な事情があると予想される。そこで、日経メディカル Onlineは、医師会員を対象に、日本経済新聞と共同でウェブアンケートを実施。病床の運用に関する意識調査を行った。アンケート実施期間は、2025年11月10~19日で、総回答者数は7951人だった。
前編では、過去1年間に入院の必要性が低い患者を入院させたことがある医師が半数近くいた実態などを紹介した(前編は下記リンクから)。後編では、退院できる人を入院させたままにする判断の実態について調査した結果を紹介する。
【前編】過去1年で「入院の必要性が低い患者」を受け入れた医師は45%、その理由は(12/19)
まず、「過去1年間で心身の状態から退院可能と判断できる患者の退院を何らかの事情で延ばした経験はあるか」と尋ねたところ、43%の医師が「ある」と回答した(図1)。

図1 過去1年間で退院可能と判断できる患者の退院を何らかの事情で延ばした経験はありますか