アメリカCDCがサル痘に対しての海外旅行アラートを「レベル2」に上げる

 


複数の国のサル痘 – 警報レベル2、強化された予防策の実践

CDC 2022/05/31

Monkeypox in Multiple Countries Alert – Level 2, Practice Enhanced Precautions

サル痘の症例が、ヨーロッパ、北米、オーストラリアで報告されています。男性とセックスをする男性の間でいくつかのケースが報告されました。また、感染者と同じ世帯に住む人でも報告されています。

これらの人々のいずれも、とりわけコンゴ民主共和国やナイジェリアを含む、サル痘が通常発生する中央または西アフリカの国には行っていません。

旅行者は以下のことを避けるべきです:

・皮膚病変や性器病変のある人を含む、病気の人との密接な接触。
・齧歯動物(ネズミ、リス)や非ヒト霊長類(サル等)などの小型哺乳類などの死んだ、または生きている野生動物との接触。
・野生動物の肉を食べたり準備したり、アフリカの野生動物由来の製品(クリーム、ローション、パウダー)を使用したりすること。
・病気の人が使用した、または感染した動物と接触した汚染物質(衣類、寝具、医療現場で使用される材料など)との接触。

一般の人へのリスクは低いですが、発熱や悪寒の有無にかかわらず、原因不明の新しい皮膚の発疹(体のあらゆる部分の病変)が発生した場合は、すぐに治療を受け、他の人との接触を避けてください。

可能であれば、医療施設に行く前に事前に電話してください。事前に電話がかけられない場合は、到着したらすぐにサル痘が心配であることを病院に伝えてください。

サル痘が報告されている地域(現在、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリア)またはサル痘がより一般的に見られる地域(コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、ナイジェリア、中央アフリカ共和国、カメルーン、コートジボワール、ガボン、リベリア、シエラレオネ、スーダン)に行ったことがある場合にも報告して下さい。

サル痘にかかる可能性がある場合は、医療専門家または公衆衛生当局によって許可されるまで、公共交通機関での旅行を遅らせてください。