「農業テロ生物兵器」となる病原体を米国に持ち込んだとして中国の学者が逮捕される





「生物兵器」病原体を米国に持ち込んだとして中国の学者が逮捕される

ntdtv.com 2025/06/05

中国学者携“生物武器”病原体入美被捕

米司法省は火曜日 (6月3日)、ミシガン大学の女性の中国人学者、ジャン・ユンチン(簡雲清)が、潜在的な「農業テロ兵器」とみなされ、食用作物を攻撃するために使用できる生物学的病原体を米国に密輸した罪で起訴されたと発表した。

米司法省の声明によると、33歳の中国人ジャン・ユンチンと 34歳のリウ・ズンヨンは、「フザリウム・グラミネアラム」と呼ばれる病原体を米国に密輸した疑いがあるという。

フード・セキュリティ誌によると、フザリウム・グラミネアラム(Fusarium graminearum)は小麦、大麦、トウモロコシ、米の生育を阻害し、毎年世界中で数十億ドルの経済的損失をもたらしている。

さらに、フザリウム・グラミネアラムが産生する毒素は、家畜や人間に嘔吐、肝障害、生殖障害を引き起こす可能性がある。

さらに、ジャン・ユンチンとリウ・ズンヨンは、米国に対する詐欺共謀、密輸、捜査官への虚偽の陳述、ビザ詐欺など、複数の連邦犯罪で起訴された。

ジャン・ユンチンは中国共産党員だ。検察によると、彼女は博士研究員として研究を行うため、中国共産党が資金提供している財団から資金を受け取っていたという。

「中国共産党の熱心な党員を含むこれらの中国国民の行動は、米国の国家安全保障上の重大な懸念を引き起こす」と、ジェローム・ゴールデン暫定連邦検事は声明で述べた。

「 2人の外国人は、『潜在的農業テロ兵器』とされる菌類をアメリカの中心部に密輸した容疑で告発されており、ミシガン大学の研究所を自らの目的達成のために利用しようとしたとみられる」