「スウェーデン人は2人に1人が国を離れたいと考えている」という同国の報道





スウェーデン人は2人に1人が国を離れたいと考えている

nyadagbladet.se 2025/04/24

Varannan svensk vill lämna landet

引退後にスウェーデンで将来を見据える人はますます少なくなってきているようで、現在スウェーデン人の 2人に 1人が、引退した後は海外に移住したいと述べていることが調査でわかった。

「北欧で生きたい、北欧で死にたい」というのはスウェーデン国歌の有名な一節だが、現実には多くのスウェーデン人は全く異なる計画を持っているようだ。

生命保険会社モヴェスティックの依頼でカンター社が実施した調査によると、回答者の 51%という僅差で、過半数が、退職後、一年の全部または一部を海外で過ごすことを希望している。回答者 2,000人のうち 3分の1強がスウェーデンに留まりたいと答え、13パーセントは不明だと答えた。

移住先としては、南ヨーロッパが最も魅力的と認識されており、スペインが 1位、イタリア、フランス、ギリシャがそれに続いている。そして、より多くの太陽と暖かさを求めることが、スウェーデン人が海外に移住したい主な理由となっている。

主に西洋諸国が注目を集めており、オセアニアと米国はそれぞれ 5位と 6位となっている。

 

ギャング犯罪を避けたい

その他の重要な理由としては、生活費を安く抑えること、他の文化を体験すること、そしてスウェーデンで蔓延しているギャング犯罪を避けることなどが挙げられる。

明らかな地域差も見られる。ストックホルム住民の 59%が海外移住に興味を持っているが、中部および北部ノールラント地方に住む人のうち、そうした希望を持っているのは 45%だ。

国外に出国を希望する男性(55%)は女性(47%)より多く、 40~ 55歳の年齢層で最も一般的だった。

25歳から 66歳までの合計 2055人が調査に回答した。