そのインドも「医薬品有効成分」の 80%を中国に頼っているのだそうです。関税戦争が続くと、アメリカでは必須医薬品も大幅に値上げされるか、あるいは枯渇する可能性もありそうです (それで、むしろ健康になる人が増えるのかもしれないですが)。
サプライチェーンAI企業が、アメリカの中国製医薬品への依存に警鐘を鳴らす
FOX Business 2025/04/17
Supply chain AI company sounds the alarm over America’s reliance on Chinese-made pharmaceuticals
ドナルド・トランプ大統領は、医薬品輸入への関税導入を示唆しており、政権は今週、この問題に関する調査を強化し始めた。
政権は、これらの関税は医薬品製造をアメリカに呼び戻すために必要であり、これは国家安全保障上の問題だと位置付けている。
サプライチェーンAI企業のエクシガー社は、アメリカの中国製医薬品への依存について警鐘を鳴らしている。
エクシガー社の報告書「苦い薬:中国製医薬品に対するアメリカの危険な依存」では、現行制度の下ではアメリカの患者は低品質の医薬品を入手できない、あるいは全く入手できないリスクがあると説明している。
エクシガー社によると、アメリカは現在、必須医薬品の 75%を輸入しており、そのほとんどは中国とインドから輸入されている。
インドはアメリカが輸入するジェネリック医薬品の約半分を生産しているが、医薬品有効成分(API)の 80%を中国に大きく依存している。
糖尿病や心臓病の治療薬、抗生物質など、500種類以上のジェネリック医薬品が、中国の医薬品有効成分に依存しているのだ。
エクシガー社は報告書の中で、アメリカが必須医薬品、ワクチン、医療機器の戦略的国家備蓄を確立することを提言している。
さらに同社は、アメリカに対し、サプライチェーンの多様化、強制労働の排除、FDAの監督強化、そして国内ジェネリック医薬品の生産拡大を強く求めている。
米連邦官報の通知によると、商務省は 4月1日、医薬品輸入の国家安全保障への影響に関する調査を開始した。