米国との関税戦争の中、中国海洋石油総公司はUAEのアブダビ国営石油会社とLNG契約を締結
reuters.com 2025/04/22
China’s CNOOC agrees LNG deal with UAE’s Adnoc amid tariff war with US
中国海南省南山液化天然ガス(LNG)ターミナルで、中国海洋石油総公司(CNOOC)のロゴの前を歩く作業員。
中国海洋石油総公司(CNOOC)は、アブダビ国営石油会社(ADNOC)から液化天然ガス (LNG)を購入する期間契約に合意した。2026年から 5年間の契約となる。
中国は関税戦争のため米国の LNG を避け、新たな供給元を探している。
データによると、中国は 3月に米国産 LNG を輸入していない。
ロイター通信は、中国の民営企業である ENN ナチュラルガスと国営エネルギー取引業者である振華石油も、それぞれアブダビ国営石油会社から超冷却ガスを確保する期間契約を締結したと報じた。
米国との関税戦争により、中国の買い手は報復関税によって輸入コストが上昇する中、米国産 LNG の転売や新たな供給契約の確保に追われている。
中国税関のデータによると、昨年の中国の LNG 輸入量のうち、米国産 LNG は約 5%だった。
国営エネルギー会社のガス事業を担当する中国海洋石油総公司のガス・アンド・パワー・グループは、2026年から 5年間、年間 50万トンの LNG を供給する契約に合意したと、契約に詳しい業界筋が明らかにした。
情報筋は報道機関に話す権限がないため、名前を明かすことを拒否した。