ナイジェリアで数週間にわたる豪雨で170人以上が死亡、農作地にも壊滅的な被害





ナイジェリアの数週間にわたる洪水で170人が死亡

aa.com.tr 2024/08/27

Nigeria’s weeks of flooding claim 170 lives

ナイジェリアのほぼ全州で 2週間にわたる雨と洪水により 170人が死亡。1,941人が負傷、205,338人が避難していると国家非常事態が発表した。豪雨は来月も続くと予想されている。

ナイジェリアの国家緊急局が 8月27日に発表した洪水国家緊急対策センター(NEOC)のデータによると、2週間続いた洪水でナイジェリア全土で雨と洪水に関連した事故が発生し、少なくとも 170人が死亡、約 2,000人が負傷し、 205,000人以上が避難を余儀なくされた。

27日に更新され、国家緊急事態管理庁が発表した最新の NEOC の数字によると、これまでにほぼ全州で 170人が死亡、1,941人が負傷、205,338人が家を追われた。

同国北部の 8つの州が大きな被害を受けており、いくつかの地域では雨が続いており、気象当局は豪雨は今後 1か月続くと予想している

洪水により何万ヘクタールもの土地で栽培されていた作物も流され、今年の西アフリカの国における食糧供給に対する懸念が高まっている

ヨベ州北東部の穀物農家アフマド・サレ氏はアナドル通信に対し、大多数の農家は洪水による農場への影響で国の食糧危機が悪化することを懸念していると語った。

国家緊急事態庁の広報官エゼキエル・マンゾ氏はアナドル通信に対し、同庁は各州の緊急当局と連携し、洪水災害への対応と管理のため監視システムを稼働させたと語った。

洪水は、経済的に苦境に陥り、食糧不安に直面しているナイジェリアの隣国ニジェールやチャド、ブルキナファソなどの西アフリカ諸国に甚大な被害をもたらしている。

ニジェールの首都ニアメにある人道問題調整事務所(OCHA)によると、ニジェールは 2020年以来最悪の洪水に見舞われている。6月中旬に始まった集中豪雨による洪水以来、4,000人以上が避難を余儀なくされている。

チャドでも、大規模な洪水の後、多くの人たちが避難場所を求めて南部の平原にある自宅から逃げ出した。