2倍とありますけれど、統計からは、2016年〜2017年と比較しますと、50倍以上などに増えています。原因は漠然とはわからないでもないですが、原因はともかく、これで受診した後は、今度は治療ですよ(日本と同様なら SSRI が処方されるはずです)。悪の輪廻ではあります。
子どもの不安に関するNHSの紹介件数がコロナ前の2倍以上に増加
Guardian 2024/08/27
NHS referrals for anxiety in children more than double pre-Covid levels
ガーディアンが明らかにしたところによると、イングランドでは不安障害のため 1日 500人以上の子どもが NHS (国民保健サービス)のメンタルヘルスサービスに紹介されており、その数は、パンデミックが始まる前の 2倍以上の割合となっている。
公式統計によると、2023~ 24年に、不安障害が主な原因である 17歳以下の患者の新規紹介が 20万4526件あった。新型コロナが流行する前の 2019~ 20年には、合計 9万8953件だった。2016~17年には 3879件だった。
この驚くべき増加は、現在イングランドのNHS精神保健サービスに不安症を理由に紹介される子どもたちの数が 3分に1人の割合、つまり 1週間で約4 ,000人に達していることを意味する。
医師、NHS関係者、保健指導者たちはインタビューで、不安障害に関する紹介件数の急増は「驚異的」かつ「衝撃的」であり、子どもたちの精神衛生の危機に早急に取り組む必要があることを明らかにしたと述べた。
当局は、治療の需要増加により、不安障害の治療をタイムリーに提供する医療サービスの能力が圧迫されており、何千人もの子どもたちが「容認できないほど長い」待機リストに載っていると述べた。
治療の遅れは、子どもたちの重要な発達段階でさらなる害を引き起こすリスクがあると彼らは述べた。
ガーディアン紙の調査では、精神衛生の指導者らは、意識が高まっているにもかかわらず、多くの子どもたちが助けを求めていない、または助けを求めることができないことから、この数字は氷山の一角にすぎないのではないかと懸念していることも明らかになった。