アメリカの100以上のビーチが水中の細菌汚染レベルが高いために閉鎖





水中の細菌が有害レベルに達したため。米国の100以上のビーチが閉鎖

sott.net 2024/07/02

100+ US beaches closed due to harmful levels of bacteria

NBCニューヨークによると、国内のいくつかの州では、水中の細菌が有害なレベルに達したため、ここ数日、海水浴客の立ち入りが禁止されている。

マサチューセッツ州公衆衛生局によると、同州では、7月1日午後の時点で少なくとも 37の海水浴場が「細菌レベル超過」のため閉鎖されている。

保健当局によると、多くの海水浴場では、ある種の糞便細菌が高レベルで検出されたため、海水浴客は病気のリスクを避けるため、これらの場所で泳いだり水に入ったりしないよう警告された。

さらに、サンディエゴ湾の半島にあるカリフォルニア州コロナドの少なくとも 3つの海水浴場は、「細菌レベルが健康基準を超えている」ため、6月26日から閉鎖されている。サンディエゴ郡環境衛生品質局は、このような閉鎖は通常、下水や化学物質の流出が原因だと述べた。

さらに、ニューヨーク州サフォーク郡は先週、大雨と雨水の流出による細菌レベルの上昇を理由に、63の海水浴場への海水浴禁止勧告を出した

保健当局はカリフォルニア州やニューヨーク州で見つかった細菌の種類については詳しく述べなかったが、マサチューセッツ州の当局は細菌を腸球菌と特定した。米国環境保護庁(EPA)によると、この細菌は人間を含む温血動物の腸管に通常存在し、「小川や河川が排泄物によって汚染されている可能性を示している可能性がある」という。

国立衛生研究所によると、腸球菌は一般的に尿路感染症を引き起こすが、血液感染症や心内膜炎(心臓の弁と心室の内壁の炎症)を引き起こすこともある。

長期間の干ばつの後に大雨が降ると、動物や人間の排泄物が巻き上げられ、流出水によって海を含む近くの水域に運ばれる可能性がある。大雨によって下水道が溢れ、未処理の下水が同様に水域を汚染することもある。