オーストラリアで、フェスティバル参加者たちに「赤痢」の集団発生。しかも抗生物質耐性株らしい

 

ついに赤痢まで。集団感染は主要国では珍しいですよね。


抗生物質耐性株の流行でビクトリア州のフェスティバル参加者少なくとも120人が発症

9news.com.au 2024/03/15

At least 120 Victorian festivalgoers sick amid outbreak of antibiotic-resistant strain

ビクトリア州で開催されたエソテリック・フェスティバルと関連した大規模な感染が確認されている中、この 5日間のイベントに参加した人たちは誰でも胃の症状に注意するよう呼び掛けられている。

3月8日から 12日まで開催されたこのフェスティバル に参加した後、少なくとも 120人のフェスティバル参加者が胃腸炎の症状を報告した。

これらの症例の多くは、突然の下痢、発熱、吐き気、嘔吐、腹痛の発症を特徴とする胃炎である赤痢であることが確認されている。

早期の検査で、これが抗生物質耐性株であることが判明しており、重症例の治療が困難になる。

フェスティバルに参加して胃腸炎の症状が出た人は、ただちに赤痢の検査を受けるよう呼び掛けられている。

ビクトリア州の首席保健責任者代理ベン・カウィー氏によると、腸感染症は伝染性が高く、糞口経路または汚染された食品のいずれかを介して伝染する可能性があるという。

「症状には、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐が含まれる場合があります」とカウィー医師は述べた。

感染者は通常、曝露後 1~ 3日で発病するが、場合によっては、曝露後 12時間後に発症することもあり、 1週間後に発症することもある。

「水分を十分に摂取し、水分補給を保つようにしてください。抗生物質による治療は重度の感染症の場合にのみ必要です」とカウィー医師は述べた。

食品取扱者、保育士、医療従事者、または居住施設の職員として働く人たちについては、症状がある場合、医師の許可があるまで職場に復帰すべきではない。