スウェーデンの諜報機関本部で「謎のガス漏れ」により7人が入院

 


スウェーデン諜報本部で「謎のガス漏れ」により7人が入院

sott.net 2024/02/23

Mysterious ‘gas leak’ at Sweden’s intelligence HQ puts seven people in hospital


ガスマスクを装着して対応する警察官たち。

23日、スウェーデンの治安局で謎の「ガス漏れ」が発生し、同国が NATO加盟の最後のハードルを通過する 3日前に 7人が入院した。

ストックホルム郡ソルナの本部で「未知の物質」が放出された後、社内の 500人が警察によって避難させられた。

これは、NATO 加盟の決定に向けて外国の脅威による懸念が高まっている中で起こった。この諜報機関はつい今週初めになって、外国国家、特にロシア、中国、イランによる脅威を警告する報告書を発表していた。

マスクを着用した職員らが対応する間、諜報機関事務所周辺は封鎖された。

また 23日、スウェーデンのウルフ・クリスターソン首相はブダペストでハンガリーのヴィクトル・オルバン首相と会談した。ハンガリーはスウェーデンの NATO 加盟を投票する最後の国となっている。

ウェーデン保安局の広報担当カリン・ルッツ氏は、警報を受けて対策を講じ「緊急サービスが現場に向かった」と述べた。警察は、「ガス漏れの可能性がある」ため、建物の周囲「数百メートル」のエリアが封鎖されたと発表した。

病院に搬送された人の中には「到着時に異臭を嗅いだ」警察官も含まれている。

「これまでに 5人が呼吸器症状で病院に搬送され、2人が呼吸器症状のため独自に治療を求めている」

スウェーデンは現在厳戒態勢にある。最後に抵抗していたハンガリーも加盟承認の投票を予定しており、26日には NATO 加盟への最後のハードルを越えることが期待されている。