中国の新疆ウイグル自治区で「マイナス52.3℃」が記録され、観測史上最低気温を更新


中国の新疆ウイグル自治区は過去60年以上で最も厳しい寒波と闘っている

reuters.com 2024/02/19

China’s Xinjiang battles harshest cold spell in over six decades

中国極西部の新疆ウイグル自治区では、旧正月休暇後の寒波と交通障害の影響で、気温が骨も凍るような氷点下 52.3℃にまで下がり、中国の一年で最大の祝日の一週間にわたる祝賀行事から人々が戻る中、64年ぶりの記録を更新した。

中国のいくつかの地域は再び極寒と闘っている。旧正月が始まる直前、吹雪と氷のような雨が降り、旅行者が鉄道や道路で立ち往生した。

国営メディアによると、撫雲県トゥルホン鎮で 18日に記録された気温は、新疆ウイグル自治区で記録が始まって以来最低となり、1960年1月21日に記録された気温マイナス51.5℃を下回った。

放送局CCTVによると、数日間の寒さと雪により、同地域のアルタイ地域では 853キロの道路が影響を受けた。これを受けて高速道路当局は 47台の車両と 86人の救助隊員を派遣し、一晩かけて除雪を行った。

運輸省の統計によると、内モンゴル自治区と新疆ウイグル自治区、および遼寧省、吉林省、黒竜江省が道路 43区間と 623の料金所を閉鎖したとCCTVが 19日に報じた。

環球時報紙によると、国家気象当局は氷点下気象に対する警報を 2番目に高いレベルに引き上げ、2月22日にかけて全国的に急激な降水が予想されているという。

最も深刻な影響を受ける地域には、内モンゴル自治区の一部、中国北東部、湖北省中部と南部の湖南省が含まれるだろうと予測されている。