犯罪組織のリーダーが脱獄し、非常事態宣言が出されているエクアドルでテレビ局を武装集団が占拠

 

事件の流れは、外務省のページから抜粋しますと、以下のようなもののようです。

(続報)非常事態宣言(外出禁止令)
対象国・地域 エクアドル
事件概要
(1)7日、犯罪組織「ロス・チョネロス」のリーダー、アドルフォ・マシアス受刑者がグアヤキル市の刑務所から逃走し、現在も国家警察による捜索を継続中。
(2)8日、国内の刑務所6カ所で暴動が発生。
(3)8日夜から全国で爆弾事件等が続発し、9日グアヤキルのテレビ局における占拠事件が発生。

●9日、グアヤキルのテレビ局における占拠事件も発生しており、今後、犯罪組織による政府への抵抗として、暴動や爆発事件が急増する可能性があります。

●23時から翌朝5時の間は、厳に外出を控えるとともに、日中であっても、不要不急な外出を控え、安全の確保に特段の注意をお願いします。

外務省


生放送中のTV局を武装集団が占拠、非常事態宣言のエクアドルで

ロイター 2024/01/10

南米エクアドルの最大都市グアヤキルで9日、公共テレビ局TCのスタジオに武装集団が押し入り、生放送中の番組が中断される事件があった。同国ではノボア大統領が前日、犯罪組織リーダーの脱走を受けて非常事態を宣言していた。

映像によると、目出し帽をかぶった武装集団は銃を振り回すなどし、「警察はいらない」と叫ぶ者もいた。放送はその後中止された。

国家警察当局は、スタジオから避難を行い、スタッフの状況を確認していると交流サイトに投稿。また、13人を逮捕したと明らかにした。

ノボア大統領は8日、犯罪組織「ロス・チョネロス」のリーダー、アドルフォ・マシアス受刑者が7日に収容先の刑務所から姿を消したことを受け、60日間の非常事態を宣言した。 もっと見る

また、9日発表の法令によると、ノボア氏は「国内武力衝突」が発生しているとし、ロス・チョネロスなど複数の犯罪組織をテロリスト集団に認定した。