イギリスの15~44歳の2010年〜2022年までの悪性新生物による超過死亡率

 

エドワード・ダウドさんとそのチームによる「悪性新生物による超過調整死亡率の分析」というページからです。詳細な資料ページはこちらにあります。

英国の悪性新生物による超過死亡率(人口10万人あたり)

phinancetechnologies.com

・2021年には約 13%増加
・2022年には約 43%増加

(参考記事)シンガポールでの「いくつかの抗ガン剤」の2019年〜2023年の売り上げの推移
BDW 2024年1月7日


悪性新生物による超過調整死亡率の分析

phinancetechnologies.com 2023/10

Adjusted Death Rates and Deaths from Malignant Neoplasms

まとめ

・英国の悪性新生物による年間死亡者数は、2010年から 2019年にかけて大幅な下降勾配で減少傾向にあることがわかる。2010年の死亡率は 10万人あたり 15人だったが、2019年には 10万人あたり約 12.8人で、14.7%減少した。

・2020年の死亡率はわずかに低下し、10万人あたり約 12.5人となった。

・2021年には悪性新生物による死亡率は 10万人あたり 14人に、2022年には 10万人あたり17.5人に上昇した。

・2022年の死亡率は 2015~ 2019年の平均を 10万人当たり約 4.7人上回った。

・これらの数字を図に示す悪性新生物による疾患による死亡の絶対数に換算すると、2015年から 2019年の 5年間の平均死亡者数は約 3000人であることがわかる。2020年の悪性新生物による死亡者数は約 2,800人で、過去 5年間の平均より 200人減少した。2021年の死者数は約 3200人(2015~ 2019年の平均より 200人多かった)、2022年には 4000人(2015~ 2019年の平均より 1000人多かった)となった。