「今後数日間に大噴火が起こる可能性が高い」とアイスランド気象局が発表

 

噴火が想定されている地域の住民は、すでに、避難命令が発令され、強制避難となっています。

(記事)アイスランドで激しい群発地震発生に対して非常事態宣言が発令。地震回数は過去2週間で2万4000回を超え、火山の大噴火の可能性が高まる
地球の記録 2023年11月11日

以下は、最新のアイスランド気象局の最新の発表です。


今後数日間に火山噴火が起こる可能性がかなり高い

アイスランド気象局(IMO) 2023/11/11

Significant likelihood of a volcanic eruption in the coming days

11月11日6時30分更新

本日11月11日18:00 (※ 現地時間)、アイスランド気象局、アイスランド大学、国民保護緊急事態管理局の科学者間の現状会議が終了した。

会議の目的は、最新の地球物理モデルと危険性評価を検討することに加えて、グリンダヴィーク地域における地震活動と地盤変形の最新の測定結果について話し合うことだった。

衛星レーダー画像、地上の GPS測定、地震活動を組み合わせた評価から、現在進行中の岩脈の貫入は深刻な火山災害を表していると結論づけられた。

岩脈貫入の地球物理学的モデルから、貫入はゆっくりと上向きに伝播しており、マグマは地表下 800 m にあると考えられていると推定されている。

噴火の可能性がある場所の正確な位置は不明だが、15km の岩脈の長さと方向は、噴火源の考えられ得る範囲を示している。

現状会議の全体的な評価は、火山噴火の可能性が高く、数日以内に噴火が発生する可能性があるというものだった。

岩脈の範囲に基づいて、マグマはその南の、グリンダヴィークのすぐ外側から出現する可能性がある。このため、海底噴火の可能性も高まっており、爆発的活動の可能性に備える必要がある。