ガザのアル・ナスル小児病院がイスラエルの攻撃を受けて運営不能に
MEM 2023/11/10
Al-Nasr Children’s Hospital in Gaza becomes inoperable following Israeli attack
家を逃れ病院の中庭で暮らすパレスチナ人の家族たち。
パレスチナ保健省の報告によると、ガザ市西部にあるアル・ナスル小児病院は金曜日、イスラエル軍の攻撃により機能不全に陥り、酸欠により子供が悲劇的に死亡する事態となった。
アナドル通信社の報道によると、同病院は2度標的にされたと同院長のムスタファ・アル・カルハルト氏は述べた。
「1件の攻撃は病院の門を狙ったもので、もう 1件は病院内の各部門を狙ったものでした」
同監督はリリースでこう付け加えた。
「病院は大きな被害を受け、患者は酸素が供給されずに取り残され、その結果、子供 1人が死亡した」
アル・カルハルト氏は、数人の子供たちが収容されていた集中治療室の延命設備への電力供給も切断されたことを強調した。その結果、病院は集中治療室以外のサービスを提供できなくなった。現在 8人の患者が治療を受けている。
「誰も病院にたどり着けず、路上の救急車も標的になった」とパレスチナ人医師は語った。
所長は赤十字と国際機関に対し、アル・ナスル小児病院のスタッフと患者を救出するための緊急支援を要請した。
包囲されたガザ地区のほぼすべての病院が過去 24時間にイスラエルの攻撃と空爆を受けたが、その中には同時期に少なくとも 4回のイスラエルによる空爆があったアル・シファも含まれる。
10月7日のパレスチナ抵抗組織ハマスによる国境を越えた攻撃以来、イスラエルは病院、住宅、礼拝堂を含むガザ地区への容赦ない空軍・地上攻撃を開始している。
少なくとも 11,078人のパレスチナ人が殺害され、その中には子供 4,506人、女性 3,027人が含まれている。一方、公式統計によると、イスラエルの死者数は約 1,600人となっている。