1万4000人の避難民を抱えるガザ地区のアル・クッズ病院が燃料の枯渇で業務を停止


ガザのアル・クッズ病院が燃料切れで主要サービスを停止

aljazeera.com 2023/11/08

Al-Quds Hospital in Gaza runs out of fuel, shuts down key services

ガザ地区全域の多くの医療サービスが、病院付近でのイスラエル軍のノンストップの空爆により打撃を受けている。


アル・クッズ病院。避難したパレスチナ人たちが集まっている。

ガザ市のアル・クッズ病院は、燃料切れと日曜日以来の医療複合施設周辺での毎日のイスラエル軍の砲撃のため、「ほとんどの業務」を停止した。

タル・アル・ハワ地区に位置し、パレスチナ赤新月社(PRCS)が運営するこの病院は、「燃料の使用を制限し、今後数日間の最低限のサービスを確保するため」ほとんどのサービスの停止を余儀なくされたと述べた。

同施設は主発電機を停止し、現在は小規模な発電機のみを稼働させて、患者と避難所にいる 1万4000人の国内避難民に必要不可欠なサービスと 1日2時間の電力を供給している。外科病棟と酸素発生プラントは閉鎖された。

赤新月社報道官のネバル・ファルサク氏はアルジャジーラに対し、「病院周辺の建物のほとんどはほぼ完全に破壊されました。爆弾の攻撃はますます病院に近づいており、病院への直撃が懸念されます」と述べた。

アル・クッズ病院に通じる道路のほとんどが閉鎖されており、救急車に乗った医療従事者は負傷者を病院に届けるために舗装されていない険しい一本道を通らざるを得なくなっている。

「病院には約 500人の患者がいます。ICUには 15人の患者がいます。彼らは負傷しており、人工呼吸器を付けている。保育器には新生児がいます。ここには 14,000人の避難民がおり、その大多数は女性と子どもです」とファルサク氏は語った。

イスラエルは 10月7日の戦争開始から 2日後にガザを全面包囲し、2007年から実施している既存の封鎖を強化し、援助物資、食料、水、電気、燃料の流入を大幅に削減した。

ガザ保健省によると、戦争が始まって以来、燃料切れや続く砲撃のために 18の病院が閉鎖された。