パンデミックが始まって以来、米国の若者の2型糖尿病率が62%上昇

 

2型糖尿病というのは、最も多いタイプで、いわゆる「糖尿病」と呼ばれるものです。論文は、こちらにあります。調査は、2021年12月までですので、その後も知りたいですね。

というのも、スパイクタンパク質は、多くのヒトヘルペスウイルスを再活性化するのですが、糖尿病ヒトヘルペスウイルス6型の関係を示唆する研究がいくつかあるからです。

(論文)ヒトヘルペスウイルス-6が、1型糖尿病ドナーの膵臓組織に高レベルで存在する
sciencedirect.com

(参考記事)…ワクチンスパイクタンパクは「ほぼすべての種類のヒトヘルペスウイルスを再活性化させる」ことを示した論文を…
In Deep 2023年3月18日


新型コロナのパンデミックが始まってから、米国の若者の2型糖尿病率が62%上昇したことが研究で示された

cidrap.umn.edu 2023/09/21

Type 2 diabetes rates in US youth rose 62% after COVID pandemic began, study suggests

JAMA Network Open に掲載された研究結果によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まって以降、米国の若者、特に黒人とヒスパニック系の子供の間で、2型糖尿病の新規発症率が 62%上昇し、1型糖尿病の発症率が 17%上昇した。

この研究のため、2016年1月から2021年12月まで、南カリフォルニアに住む糖尿病の病歴のない 0歳から 19歳の医療制度加入者における 1型および 2型糖尿病の罹患率を追跡した。

「若者が発症する糖尿病は深刻な慢性健康状態であり、特に 2型糖尿病を発症する人々や、非ヒスパニック系黒人などの人種的および民族的少数派の人々の間で、早期の合併症、併存疾患、超過死亡のリスクにさらされている 」と研究著者らは書いている。

10歳から19歳までの子供が特に影響を受けた

研究期間中に、1,200人の若者が 1型糖尿病と診断され、1,100人が 2型糖尿病と診断され、63人の若者が「その他の」糖尿病と診断された。1型糖尿病の罹患率は、2016年から 2019年には 10万人年当たり18.5人だったが、2020年から 2021年には 10万人年当たり22.4人に上昇した。

2016年から 2019年と比較して、2020年から 2021年には、新規発症の1型糖尿病の発生率が 17%高かった。発生率は、10歳から 19歳の患者、少年、およびヒスパニック系患者で高かった。

2型糖尿病の罹患率は、2016年から 2019年に比べて 2020年から 2021年に 62%高かった。この間、2型糖尿病の発生率は 10万人年あたり 14.8人から 24.7人に増加した。