アメリカの75校のカトリック学校が「永久閉鎖」を発表

 


全国のさらに75のカトリック学校が閉鎖すると発表

Epoch Times 2023/08/08

75 More Catholic Schools Nationwide Say They Are Shutting Down

全国でさらに少なくとも75校のカトリック学校が永久閉鎖を発表しており、その多くが過去数週間で家族に通知を伝えている。

閉鎖のほとんどはフィラデルフィア、ボストン、シンシナティなどの主要都市で行われている。

カトリック教会ニューヨーク大司教区はニューヨーク市だけでも年度末時点で12校を閉鎖し、その責任を「人口動態の変化と新型コロナウイルス感染症のパンデミックで悪化した入学者数の減少」にあるとしている。

現在永久に閉鎖されている学校の中には、有名で豊かな歴史を持った学校もあった。

先週、ニュージャージー州ロディにある女子校のイマキュレート・コンセプション・ハイ・スクールが、入学者数と財政的困難を理由に108年間の歴史に幕を閉じた。

テキサス州では、リオグランデバレーにある175年の歴史あるインカーネイト・ワード・アカデミーが年末に閉校すると発表した。

同校の上級役員であるシスター・アネット・ワグナー氏は書面で「入学者数と収入の減少を数年にわたって追跡してきた結果、学校を維持することはもはや不可能であるという結論に至った」と述べた。

カトリック学校の閉鎖は今に始まったことではない。ここ何年にもわたって全国で何百もの学校が閉鎖されてきた。

カトリック団体は長い間、その原因の一部は「修道女の失踪」にあると非難しており、そのせいで教師や管理費の大幅な高騰、ひいては授業料の上昇、そしてその結果として入学者数の減少が生じているとしている。

同団体の統計によると、米国のカトリック学校の生徒数は2021年から2022年にかけて6万5000人増加した。

今年初め、ロサンゼルス大司教区も、同大司教区が管轄する255のカトリック学校の生徒数が数年間減少していた後、増加したと報告した。

しかし全体としては、カトリック学校の入学者数の急増は長続きしないようで、コネチカット州だけでも14校を含む数十のカトリック学校が 2022学年度末に永久閉鎖すると発表している。