山梨県の富士北麓地域で高温や少雨により、トウモロコシが種類によりほぼ全滅

 


高温や少雨 富士北麓地域でトウモロコシに危機 山梨県

YBS 山梨放送 2023/08/04

高温や少雨による影響を受け、富士北麓地域ではトウモロコシが枯れたり実の付きが悪いなどの被害が出ていて、農家が頭を抱えている。

富士河口湖町河口のトウモロコシ畑。地域で特産化を目指す恵味ゴールドそのほぼ全てが枯れてしまっている状況だという。

トウモロコシ農家
「1カ月くらい雨がなく、成長すべき時期に水が足りていない状況」

トウモロコシの実が成長する7月以降、ほとんど雨が降らず実が育っていない上、連日の高温によって房の先まで実が付かない「先端不稔」も起きている。

JA北富士の河口・大石支所によると、1区画で例年だと平均3000本になる収穫量が今年は5分の1、600本程度に減少しているという。

農家は、給水車の派遣など行政による散水支援を求めているほか、まとまった雨が降ることを期待している。県は連日の高温、少雨で品種ごと対策をするよう呼びかけている。