[フランス猛暑一変…気温低下「11月のよう」]という報道

 

以下の予測図にありますように、フランスだけではなく、ヨーロッパ全体が寒波に見舞われていると見られます。スペインの一部とポルトガルだけが暖かいようですので、しばらくの間は、欧州ではスペインとポルトガル(だけ)の猛暑の報道が続くと予想されます。

8月4日のヨーロッパの平年との気温の差異の予測

(参考記事) ライフスタイルをも変える寒波がイギリスを襲う (2023/08/02)


フランス猛暑一変…気温低下「11月のよう」スペインは干ばつでブドウの実“シワシワ”

ANN 2023/08/04

荒波が打ち寄せ、強風が吹いているフランス北部の2日の映像です。連日の猛暑が一変し、気温が一気に低下。まるで“冬の嵐”のようです

地元住民:「気温を考えると、11月のような気がします」

街の人を見てみると皆、長袖姿。8月のフランスとは思えない光景です。

スペインでは干ばつで…ブドウ“シワシワ”

一方、スパークリングワインの一種「カヴァ」の生産地として知られるスペイン・カタルーニャ地方では干ばつのため、ブドウの実が干しブドウのようにシワシワにしぼんでいます。

カヴァ生産の専門家
エバ・プラサスさん:「ブドウの木は枯れてしまいました。根が深いので、水が届かなかったのだと思います」

ブドウ栽培者
オリオル・ロイグさん:「この状況が続くのではないかと心配しています。一番怖いのは、この干ばつがもっと広がってしまうことです」

干ばつの影響でこのブドウの収穫量は、例年と比べ最大55%減る可能性が指摘されているため、生産者たちは干ばつに強い品種を使うなど、対策を模索しています。