ロシアのサンクトペテルブルクのカフェでテロ爆発。親ロシア派の従軍記者が死亡

 

(※) その後のロシアの報道では、負傷者は 30人となり、そのうち 6人が深刻な状態であると伝えられています。


著名な親クレムリンの従軍記者がサンクトペテルブルクのカフェ爆撃で死亡、15 人が負傷

zerohedge.com 2023/04/03

Prominent Pro-Kremlin Blogger Killed In St. Petersburg Cafe Bombing, 15 Injured

ロシアの国営メディアは、著名な親クレムリンのブロガーで従軍記者のヴラドレン・タタルスキー氏が、サンクトペテルブルクのカフェで爆発により死亡し、少なくとも 6人が負傷したと報じている。緊急サービスが現場に殺到した後、負傷者の数はすぐに15人に増加した。

爆破されたカフェ

RT

爆発を最初に報じたのはタス通信で、その後、爆発の瞬間を映したとする複数の動画がソーシャル メディアで拡散し始めた。

場所は、ネヴァ川岸の歴史的な市内中心部にある「ストリートバー」カフェとして特定されており、有名なアドミラルティ・ビルディングの向かいにある。

爆発の原因はまだ調査中だが、最初の報告では、爆発装置がカフェ内に仕掛けられていたことが指摘されている。

タタルスキー氏は、この際、このカフェで公開イベントを開催しており、彼が物議を醸す人物であることを考えると、爆撃の標的にされたようだ。

ロシア RT は以下のように伝えている

RIA 通信は、救急隊の情報を引用して、軍の特派員でブロガーのヴラドレン・タタルスキー (本名 Maksim Fomin)氏が、この爆発事件で死亡したと報じた。

タタルスキー氏は、ウクライナでのマイダンのクーデターを受けて、2014年にドンバス民兵に加わった。それ以来、彼は、ドネツクおよびルガンスク人民共和国の状況を報告する特派員としてロシアで知られるようになった。タタルスキー氏はまた、いくつかの本を執筆した。

ニュースアウトレットによると、タタルスキー氏は、このカフェで発表会を開いていた。

さらに、ロシア国営メディアの報道は、「緊急サービスの報告によると、カフェのステージ近くで即席の爆発装置が爆破された」ことを確認したと報じている。

未確認の報告によると、タタルスキー氏が手渡した贈り物の中に爆弾が隠されている可能性があるという。

ロシア第 2の都市の中心部で発生したまれな攻撃には、政治的暗殺の特徴があり、昨年 8月にダリヤ・ドゥギナ氏が自動車爆弾で殺害されたのと似ている。

このカフェ爆破は、一連のますます大胆な国境を越えたテロ事件の後、ウクライナのパルチザンによるロシアの奥深くでの別の秘密作戦である可能性があり、ロシア政府とウラジーミル・プーチン大統領はこれを非難し、それに応じて戦争をエスカレートさせることを約束した