石炭先物価格の過去3ヶ月ほどの推移
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石炭
tradingeconomics.com 2023/02/28
COAL
アジア最大の消費地域のベンチマークであるニューカッスル石炭先物は、需要の低迷に対する懸念が長引く中で、2022年 1月以来初めてトン当たり 200ドルを下回った。
特に米国とヨーロッパでの暖かい冬と、天然ガス価格の下落により、発電用の石炭への依存度が低下した。
同時に、中国の再開に関する不確実性も、商品の短期的な見通しを曇らせている。
供給面では、世界最大の石炭生産国であり消費国である中国は、昨年の石炭生産量を 9%増加させ、過去最高の 45億トンに達した。同国は、ロシアのウクライナ侵攻に続く燃料不足への懸念から、鉱山労働者に生産を増やすよう促した。
世界第 2位の輸出国であるオーストラリアからの石炭出荷は、価格を下回り続けている。