新型コロナ「5類」で東京都が本当に心配していること
FNNプライムオンライン 2023/01/27
感染者減でも警戒するワケ
26日、東京都の新型コロナウイルス専門家会議が開かれ新規陽性者数の7日間平均は、前回の9771人から、5,993人に減少した、との分析が示された。
ただ、これまで主流であったオミクロン株BA.5 が49%まで減少、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「BF.7 」や「BQ.1.1」など亜系統への置き換わりが進む中で「新規感染者数が再び増加する可能性がある」と警戒感を示した。
コロナ以外の病床はほぼ満床
「感染症以外の病床は100%近い状況になっていますから」 東京都医師会の猪口副会長は、冬は通常医療の患者が増えるのでコロナ以外の病床は満床に近い状態、との現状を明かした。
今後の見通しについては「外国の例をみてもなかなか救急のひっ迫状態はなかなか変わらず、この現実をどうこなしていくかっていうのは我々の今の課題になっている」とコロナ対応と一般医療の両立の難しさを改めて訴えた。
「救急車が一日あたり20台から多い日は30台きます」
都の担当者によると都立病院でも、コロナ病床を確保するなかで一般医療の病床で利用率は95%ちかくまで上がる日もあるという。特に1月に入ってからは更に救急搬送が増えているという。
以下略。オリジナルはこちらにあります。