[変異株「XBB.1.5」 アメリカで急増]という朝日新聞の報道

分析データを見る限りは、急増はしていないのですけれどね。以下は、1月2日までのデータですが、むしろアメリカでは急減しているように見えるのですが。英国では、やや増えていますね。

XBB 1.5の各国の検出占有率の推移

cov-spectrum.org


変異株「XBB.1.5」米で急増、国内でも確認 免疫を逃れる特徴

朝日新聞デジタル 2023/01/12

世界保健機関(WHO)が11日、米国で急速に増えている新型コロナウイルスの変異株「XBB.1.5」についての現時点でのリスク評価を発表した。

感染力や既存の免疫から逃れる能力が高いとみられ、「世界の症例数増加の要因になるかもしれない」としている。

一方で、重症化しやすくなる変異としてすでに知られているものは確認されなかった。ただし、データが少ないため、評価の全体的な信頼度は低く、引き続き情報を収集するという。

XBB.1.5は、別々の系統のウイルスが組み合わさった「組み換え体」というウイルスだ。もとになった二つの系統は、オミクロン株のひとつ「BA.2」から別々に派生したものだと分かっている。WHOはXBB.1.5そのものも、オミクロン株のひとつに含めている。

米国では昨年末から、この変異株への感染者が急増した。米疾病対策センター(CDC)によると、昨年12月10日までの1週間で、米国内での検出割合は4・3%ほどだったが、1月7日までの1週間では27・6%にまで増えた。