Xクラスの太陽フレア発生と「同時に地球の磁場が大きく乱れる」という珍しい現象が発生

 

(※) 1月10日に、太陽でまたも Xフレアが発生したのですが(1月6日のXフレアの記事、これが、磁気クロッシェ(Magnetic crochets / クロッシェは「かぎ針編みのこと」)という現象を引き起こしたという記事です。

要するに、地球の磁場の大きな乱れが「フレアの発生と連動して起きた」という珍しい現象のようです。

現在、Xフレアが発生する可能性のある太陽黒点群が 3つあり(以下の白で囲んだ部分)、この 1週間くらいの太陽活動は、かなり活発になりそうです。


太陽フレアがまれな「磁気クロッシェ」を引き起こす

spaceweather.com 2023/01/10

SOLAR FLARE CAUSES RARE ‘MAGNETIC CROCHET’

1月9日の Xフレアは珍しい現象を起こした。

地球の磁場を揺さぶったのだ。

以下は、コロラド州ボルダー、ハワイのホノルル、そしてバージニア州フレデリックスバーグそれぞれの磁力計記録の合成の状況だ。(※) ここでは、フレデリックスバーグのみにしています。

磁場が衝撃を受けた場所は黄色で囲んだ部分だ。それは、太陽フレアの発生時に地球の昼側にある多くの磁気観測所によって検出された。

この現象は 「磁気クロッシェ」と呼ばれる。フレアからの放射線が地球の大気の上部をイオン化し、地球の表面から 60km から 100km 上空に電流を流した。

これらの電流が、その次に、地球の磁場を一時的に変化させた。数分後にはすべてが正常に戻った。